「クリスマスの夜、終電を逃した私。駅でクリスマスブーツを持った見知らぬ男性に声をかけられて...」(40代女性)
<朱実さんからのおたより>
5年前のクリスマスは引っ越しの日でした。
他県への引っ越しで、業者とやりとりした後は電車で引っ越し先に向かうことに。
そのやりとりに時間がかかったので、慌てて駅に行くことになったのですが......。
抱えていた手荷物にも不運が
駅につくと、引っ越し先までの終電は既にいってしまっていました。
たくさんの手荷物を抱えて、途方に暮れるしかありません。諦めて駅から出ようとしたのですが、その際に荷物が入った紙袋まで破れてしまって......。
そこに、声をかけてくださった1人の男性がいました。クリスマスの長靴を2つ持っていたので、自宅に帰る所だったと思います。
事情を話すと、荷物を一緒に拾ってくれた上に、駅員さんに言ってビニール袋をもらってきてまとめてくれました。
さらに、ボーッとしてるわたしに「お金持ってる?大丈夫?」と1000円渡し、「タクシーでもいいから気をつけてね」と言って去っていかれました。
結果的には一度引越し前の家に戻ることができて、そこで一晩過ごして翌日、引越し先に行くことに。
その後、引越し前の駅には行けず、助けてくれた男性を探すこともできないままになっています。
あの時は、本当に助かりました。ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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