「さすがうどん県」と言わざるを得ない 香川のうどん屋の前に盛られた〝アレ〟に4万人驚がく
讃岐うどんの聖地・香川県。自他ともに認める「うどん県」であり、県公式観光サイトも「うどん県旅ネット」だ。
そんな香川県にかかれば、玄関先に置くあのアイテムも「うどん」にまつわる〝アレ〟になってしまうようだ。
こちらは、Xユーザーのいとう(@ukiuki_panchi)さんが2024年10月7日、
「香川、盛り塩の代わりに盛り天かすだったの嘘過ぎてマジでおもろかったな」
という呟きと共に投稿した写真。
盛り塩のような顔をして、まさかの「天かす」が鎮座している。
8日、Jタウンネット記者の取材に応じたいとうさんによると、写真は6日、高松市内にあるうどん店「ひさ枝」で撮影したもの。
前日の夜、同市内の居酒屋で「地元の人でも行くオススメの店」と教わり訪れたころ、"盛り天かす"を発見したという。
「流石に笑ってしまいました。初香川旅行だったのですがここまでうどん県だとは思わずカルチャーショックを受けました」(いとうさん)
一体なぜ、塩ではなく天かすなのか。Jタウンネット記者は15日、「ひさ枝」店主の久枝了さんに話を聞いた。
最初は塩だったけど...
久枝さんによると、店先の小皿に「盛り塩」ならぬ「盛り天かす」を置き始めたのは、5年ほど前からのこと。
それまでは、普通に盛り塩をするために置いていた。そして当時、同店はこんな問題を抱えていたという。
「店の中にスズメが入って来ては、店内の薬味を摘まんだりといったイタズラをされることがよくあって、悩まされていたんです」(久枝さん)
そこで、店先の盛り塩用の小皿に「囮」として天かすを盛るようにしたところ、スズメがそれを摘まんで満足するようになり、イタズラもなくなったそうだ。
つまり、この"盛り天かす"は......。久枝さんはこう語った。
「盛り塩の代わりというわけではなくて、つまりは『鳥よけ』ですね」
"厄除け"ならぬ"鳥よけ"としてではあったものの、「うどん県・香川」らしさを感じざるをえない光景に、X上では4万件を超えるのいいね(15日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「さす香川」
「雪の代わりに天かす降ってくるのかな」
「流石うどん県だぜ!」