朝から晩まで働くシンママに5歳息子から〝信じられないプレゼント〟 お金もないのにどうやって?本人に聞くと...
大人になった息子の働くレストランで、ウニの料理を食べて...
魚屋さんヘは後日もちろん御礼を言いに行きました。
ただ、私はその頃、朝の4時からパン屋でパンを作る手伝いをし、7時からはカフェでモーニングを出し、10時からは音楽教室の仕事、夕方からはステーキハウスへBGMの演奏に行き、夜10時頃帰り、合間の電車の中で睡眠時間を補う生活を送っていて、なかなかタイミングが無く......。
行くのが随分遅くなってしまい、気まずい気持ちだったのを覚えています。
さて、その息子は、ホテルでフレンチのコックを10年以上勤めたあと、フランス料理店のシェフになりました。
先日、オーナーさんがご好意でその店を貸し切りにしてくださり、初めて息子とディナーコースを食べさせて頂きました。
そこに、ウニののった料理が出て、あの時の事を思い出しました。
「あなたは『人に美味しいものを食べさせて喜んで貰いたい』と願う人として、生まれてきたんだね」
そんな話を、息子とました。
あの魚屋店があった場所にはビルが建ち、店は消えてしまいましたが、あの時、息子の想いをくんでウニをプレゼントに持たせて下さったオジサンにも、このディナーコースを食べて貰えたらな、とふと思いました。
「ありがとうございました」と、もう一度ちゃんと御礼が言いたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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