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〝身も心も涼しくなる吊り橋〟に危険な暑さを忘れそう 奇橋「祖谷のかずら橋」が怖ろしいほど幻想的

松葉 純一

松葉 純一

2024.08.04 07:00
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屋島の合戦に敗れ逃れた平家落人伝承

記者の取材に応じた投稿者・ベンジーさんによると、話題の写真を撮影したのは2023年9月中旬。まだ暑い日が続く頃だったという。「関西出張を終え有給を利用し、以前より計画していた四国のスポット巡りの際に計画し訪れました」と語る。

「平家一族の哀話を秘める秘境『祖谷』にある日本三奇橋と言われる、シラクチカズラで作られた吊り橋は幻想世界のようでした」(ベンジー」さん)
「ベンジー」さん(@benzycocker)の投稿より
「ベンジー」さん(@benzycocker)の投稿より

平家一族の哀話とは何だろう? 三好市公式観光サイト「大歩危祖谷(おおぼけ・いや)ナビ」を覗いてみると、次のように解説されている。

「急峻な四国山地に抱かれた祖谷地域は、屋島の合戦に敗れ逃れた平国盛と安徳帝の一行が、平家再興を願い土着したと伝わる隠田集落であり、近代まで外部との交通が隔絶されていたために、中世以来の生活様式や独特の風俗が原形に近い状態で残されている」(三好市公式観光サイト「大歩危祖谷ナビ」より)

平家の落人が追手から逃れるために、あえて切り落とせるようにシラクチカズラを編み重ねて作ったとする説や、四国を巡行していた弘法大師・空海が困っている村人のために作ったとする説など、その由来は諸説あるという。

勇猛果敢な鎌倉武士の執拗な追及から逃れるために作られたのかもしれない、と考えると......さらに身も心も涼しくなりそうだ。

夏の暑さに飽き飽きしたら、祖谷のかずら橋でスリリングな体験をしてみるのは、いかがだろう。

源氏、鎌倉武士一族のご子孫は、用心してお渡りいただく方がよいかもしれない。渡った先に、平家の落人が現れたりして......。

祖谷のかずら橋

所在地...徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
営業時間...
4月~6月:午前8時~午後6時(午後6時に橋の渡り口が閉まります)
7月〜8月:午前7時30分~午後6時30分(午後6時30分に橋の渡り口が閉まります)
9月~3月:午前8時~午後5時(午後5時に橋の渡り口が閉まります)
通常料金...
大人(中学生以上):550円
小学生:350円
幼児:無料
大歩危祖谷ナビ「祖谷のかずら橋」詳細ページ:https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/
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