「20代の息子は電車の運転士。ある真夏の猛暑の日、停電で止まった車両で乗客の中年女性に...」(兵庫県・60代)
運転席で泣いた息子に代わって
当然、乗客はすべて降りて行かれましたが、運転士は車両から離れるわけにはいきません。
息子の車両は地上の高いところにある駅で止まっていたので、まだ風は通っていたそうですが......。
そこへ中年のご婦人が来られ、息子に話しかけてきたと言います。
「運転士さん暑いでしょう。私は医療従事者です。これどうぞ」
そして、経口補水液と塩分タブレットを渡してくださったとのこと。
息子はありがたく頂き、嬉しくて運転席で泣いたそうです。
大変なコロナ禍を無事乗り切られたでしょうか? あの時のご婦人に、息子に代わって御礼申し上げます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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