「10歳の娘が最近冷たくて寂しい...どう接するのが正解?」悩める父に、自己防衛おじさんが授ける「家族防衛」の術とは
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと橋本鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回相談するのは、会社員のEさん(静岡県・40代男性)。
10歳の娘が、近頃冷たく、反発するような態度を取ってくる。
子供から大人へ成長しているのだと頭ではわかっているが、寂しくて......。
今後はどのように接していけばいいのだろうと悩んでいる。
読者のお悩み
10歳の娘のしつけ・対応について悩んでいます。
反抗期にしては少し早いような気もするのですが、時々、私に対して冷たく反発するような態度をとることがあるのです。妻に相談をしても「女の子だからそういう時期がある」「あまり気にしないほうがいいよ」という答えだけでした。子供から大人へ少しずつ成長をしているんだろうと頭では分かっているつもりなのですが、寂しさもあり......。
以前のようなコミュニケーションをとるにはどのように接すればいいのか、模索してしまうのですが、娘の気持ちに任せしばらく距離をとるような接し方をしたほうがよいのでしょうか?
悩む父親はこの状況をどう考えればいいのか、アドバイスを頂ければと思います。
Eさん(静岡県・40代男性)
自己防衛おじさんはEさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
一度距離を置くことが「家族防衛」に繋がる
自己防衛おじさんの回答
ご存じのとおり私は、40代の独身男性、自己防衛おじさんです。
かなり特殊な生き様を歩んでいることを踏まえて意見させていただきますが、距離が近すぎる親子も考え物です。将来的には、いわゆる「共依存」になってしまう可能性もあります。
親が子離れを上手く出来ないと、それが子供にも伝播し、親離れが出来なくなってしまう場合もあるということです。
これまでは自分から幼い我が子に関わっていく「発信型のコミュニケーション」だったと思いますが、お子さんに主体性が出始めたのであれば、今後は「受信型のコミュニケーション」を軸に接していくことをお勧めします。
つまり、何か話しかけられたり、聞かれたりしたら答えてあげる、"長老"のような重厚な存在になるのです。会話が減ることで一時的に物悲しく感じてしまうかもしれませんが、それはお互いが大人になるための研鑽期間。
徐々に親には親としての威厳が備わり、子供には自立心が育ちます。長い目で見たら、"家族防衛"へと昇華していく事でしょう。
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