「家出してミスドで夜の寒さをしのいだ高校時代。『家においで』と言ってくれる年上の男女に出会い...」(京都府・50代男性)
京都に帰ろうかと思ったが...
その後、一度は京都に帰ろうかとも思ったのですが、しょうもない意地もあり、家出を継続。
お金も底をつき、寝る場所もなく、彼女とビルの非常階段で身を寄せながら寝ようとしました。
しかし冬の金沢の寒さは半端なく、なけなしのお金でミスタードーナツへ。
そこでまたお世話になる方と出会いました。
それは、僕たちよりも5歳くらい年上の男女カップル。
「こんな時間までこんなとこに居たらあかんよ。早よ帰り」と言われたので家出したことを打ち明けると、「えー!ほんまかいな。家にとりあえずおいで!」と言われその方のアパートへ行くことになりました。
色々な話をしてくださって、ご飯も食べさせていただいたり、歌を歌っていただいたりもしました。多分、その方はバンドを組んではりました。
そこで2日間お世話になりながら説得されて、京都に帰ることになったのです。
京都に帰ってからたまに連絡をしていたのですが、時がすぎ、ある時に電話したらもう使われていない番号になっていました。
今この年齢になり、もう一度あのときの御礼を言いたいと思っています。
残念ながら下の名前は忘れてしまったのですが、苗字はMさんという方でした。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)