東京は「島根」、大阪は「福島」? 気付けば納得の〝ちょっと変な日本地図〟が話題に
突然だが、皆さんにご覧いただきたい地図がある。
こちらは、埼玉県在住の大学生・羽井出(@signalvvvf209)さんが2024年5月5日に投稿した画像だ。
日本の白地図の各所に赤い点が打たれ、そこから伸びる赤線の先に地名が記されている。
なるほど、この場所が何県か分かるように書かれているのか......と思いきや、あれ? 東京都から「長崎」が出ているし、「長野」は4つもあるし、全体的にすっごく変!
もしもこれが「都道府県名を当てるテスト」とかなら間違いだらけにも程があるが......実はこれ、赤点の場所にある「別の都道府県の名前を冠する都市」を表した地図なのだ。こうして可視化してみると、結構たくさんあることがわかって勉強になる。
それにしても、一体どうしてこんな一風変わった日本地図を作ったのだろうか。Jタウンネット記者は8日、作成者の羽井出さんに話を聞いた。
全国に存在していた
羽井出さんが「変な日本地図」の構想を思い浮かべたのは、投稿の数日前にたまたま東京都足立区島根を訪れたことがきっかけだった。
「他の県にも同じような地名があるのか気になって調べたら全国にあることがわかったので、あえて別の都道府県と同名の地名を取り上げて混乱させる地図を作ったら面白そうだなと思い、作った次第です」(羽井出さん)
作成にはフリー素材の日本地図を使用。地名はウェブサイトやGoogleマップなどで調べ、PowerPointで地名を入れていった。北海道を除く各都府県では1か所ずつ選び、北海道は多すぎるため3か所まで絞ったという。
羽井出さんが完成させた「脳が混乱する地図」に、X上では1万9000件を超えるいいね(9日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「よくこれだけ見つけられましたねー!」
「志摩半島怒涛の長野ラッシュで草」
「地元のしか知らなかったけどこんなにあるんですねぇ」
このほかにも、各地の「他都道府県名の地名」の情報が多く寄せられている。
羽井出さん作の地図に載っている以外にもまだまだ似たような例はありそうだ。気になった人は、試しに一度地元の地名を調べてみると、意外な発見があって面白いかも?