「友禅流し」の地・金沢では鯉のぼりも川に流すらしい きっかけは「大人の事情」だったけど...
2024.05.01 17:00
「友禅流し」からヒントを得た
なぜ浅野川では鯉のぼりを「ながす」ようになったのか。
実行委員によると、浅野川で鯉のぼりの掲揚を始めるとなった当初は、「大人の事情」で川にワイヤーを張ることができなかった。
「そこで、友禅流しが行われている場所ということもあり、川に鯉を流してみたのが浅野川の『鯉流し』の始まりらしいです」
金沢市を代表する伝統的工芸品である「加賀友禅」。その制作の過程で生地を洗うために川に流す「友禅流し」の光景は、金沢の冬の風物詩として有名だ。加賀染振興協会公式サイトによると、現在も数軒の染屋が浅野川で作業を行っているという。
「鯉流し」はそんな地元ならではの景色からヒントを得たアイデアだったのだ。
浅野川で見られる2つの季節の風物詩、見比べてみるのも面白いかもしれない。
浅野川(梅ノ橋近くの河川敷)
住所:〒920-0928 石川県金沢市東山付近アクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約5分/金沢ふらっとバス材木ルート「梅ノ橋」バス停から徒歩すぐ
公式サイト:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/index.html