八百屋に並ぶキャベツの「ぬい」に大反響 売り場に佇む姿を撮りたくて...裏話まで「やさしいせかい」
なんとおじさんは「初対面」
お好み焼き女ちゃんさんがお好み焼きには欠かせない食材・キャベツをぬいぐるみ化することになったのは、2023年春の出会いがきっかけだった。
手芸屋で「キャベツみたいな布」に一目惚れしたのだという。
その布で制作した"キャベぬい"は「かわいくて、心を癒してくれる存在」。いつか八百屋に並んでいる様子を見ることに、お好み焼き女ちゃんさんはずっと憧れていた。
そこである日、思い切って八百屋のおじさんに声をかけた。写真撮影時の状況を、こう語る。
「忙しくなさそうなタイミングを見て、自作のぬいぐるみを置いて写真を撮りたい旨を伝えたところ『果物じゃなくて野菜のコーナーがいいよね』と言いながら、スペースを空けてくれました」
しかもなんと、八百屋のおじさんとは、初対面だったとのこと。おじさんの理解の深さに脱帽してしまう。
キャベぬいが八百屋の店頭に並んだときに感じたのは、「おめでたい気持ち」。
「推しが念願の東京ドームに立つ姿を見るのってこういう気持ちなのかなと思いました」(お好み焼き女ちゃんさん)
その様子を見ていた八百屋のおじさんは特に言葉はないものの「ずっと穏やかな表情でした」とのことだ。
お好み焼き女ちゃんさんのキャベぬいへの愛と、八百屋のおじさんの優しさで生まれた光景には3万4000件を超えるいいね(30日夕時点)が寄せられるなど話題に。
大きな注目を浴びたキャベぬいたちは、今までも行ってきた定期的なフリーマーケットへの参加に加え、これからは委託販売・ネットショップでの販売もスタートさせ、「皆さんと触れ合える機会を増やしていきます」とのこと。
また、6月ごろからは本物のキャベツとほぼ同じサイズのキャベぬいが練馬のセレクトショップ「OKOS」で発売予定だ。
キャベぬいたちといろんなところに行ってみたい、と思った読者の皆さん。夢が叶う日は遠くないかも。