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「幼少期のトラウマ」「これをグッズ化するとは」 名古屋港水族館で子供を泣かせる2人組、まさかのグッズ化で話題に

福田 週人

福田 週人

2024.04.23 11:00
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親に抱っこされ、見ないように目をつぶる子供も

そんな2体の展示場所は、薄暗い上にスロープの曲がり角。そのため、来館者視点ではライトアップされた人形が急に視界に入ってくることになり、驚く人が非常に多いという。

また、古代の潜水服という見慣れない服装な上、作業用の手斧を持っているという異質さ、よく見るとマスクの下にちゃんと目も見えるようになっているリアルさなどから、特に小さな子供は怖がるそうだ。

「親御さんに抱っこしてもらって眼をつぶって通る、もしくはそこを通らずに他のエリアへ行く、などされる方も実際にいらっしゃいます」(水族館職員)
画像は再掲
画像は再掲

そんな、子供たちにとっては恐怖の対象であり、水族館側でもそのことを把握している彼らをグッズ化するに至った理由は何だったのだろうか?

同館職員は説明する。名古屋港水族館を訪れた記念としてSNS上に投稿される写真に、潜水服のものが多いことにと気づいた、と。

そして「今までにないインパクトのあるオリジナル商品を作りたい」と考えていた同館はこれに着目。注目度の高い「古代の潜水服」グッズの制作を決め、館長監修のもと数年がかりで構想を練り、2024年についに念願の第1弾の発売に至った。

「強烈なインパクトを残す展示のため、開館して30年以上が経つ今、当時子供だった方々が大人となり、思い出として愛着を感じてくださっているのではないかと思います。
今後はグッズをシリーズ化し、商品を増やしていきたいと考えています」(水族館職員)

「みんなのトラウマ」であると同時に「みんなの思い出」でもある古代の潜水服コンビ。これから制作されるだろう彼らの新グッズたちにも要注目だ。

ちなみに、彼らが展示されているエリアでは、19世紀に近代海洋調査の基礎を作った英国の調査船・チャレンジャー号の調査結果をまとめた「チャレンジャー・レポート」の中にある、深海生物の精密画なども紹介している。

「海底に挑み続ける人類のチャレンジ精神を感じられるエリアになっています」とのことなので、子供時代の怖い思い出しかない読者は、もう一度彼らに会いに行ってみては?

成長したからこそ感じられるワクワクやロマンが、2人と共に待っているに違いない。

名古屋港水族館

住所:〒455-0033 愛知県名古屋市港区港町1−3
アクセス:名古屋高速道路「港明」ICから約10分/伊勢湾岸自動車道「名港中央」ICから約20分/知多半島道路「大高」ICから約20分
公式サイト:https://nagoyaaqua.jp/