「幼少期のトラウマ」「これをグッズ化するとは」 名古屋港水族館で子供を泣かせる2人組、まさかのグッズ化で話題に
ナニモノなんですか?
取材に応じた同館職員によると、「古代の潜水服ブックマーク」のモチーフになっているのは、南館2階の「深海ギャラリー」エリア内の深海スロープにある2体の人形だ。

2体は1992年の開館当初から展示されているもので、いずれも17・18世紀の地中海で使用された潜水服の複製を装着している。
頭頂部から触手のようなものが生えている方の潜水服は、「ディエゴ・ウファノの潜水服(空気外部供給型)」。かつて、難破船からブロンズ製の大砲を取り出す際に使用されたという、油を引いた革製の防水服だ。

長い導管が水面まで出ていてダイバーが呼吸できるようになっている。そしてフードの部分に眼鏡が。そこから覗く目、こわ......。

もう一方のちょっとずんぐりした潜水服は、「クリンゲーツの潜水服(空気持ち込み型)」。こちらは1797年、深さ20フィート(約6メートル)の河川の浚渫(しゅんせつ:水底の土砂などを掘る工事)をする際に使用されたそうだ。
チューブを通して空気を吸い込み、口の部分に付いているバルブを通して別のチューブから吐き出す仕組み。筒型のパーツを高密度に組み合わせて水圧に耐えられるように設計されているという。手足が露出しているので、胴体と頭だけが機械に乗っ取られているみたいだ......。