日本の原風景が、ここにある 「住みたい田舎ベストランキング」第1位・岐阜県恵那市のポスターが素敵すぎる件
豊かな自然と歴史あるまち
Jタウンネット記者の取材に応じた移住定住推進室によると、ポスターは恵那市が月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)で「2024年第12回住みたい田舎ベストランキング」の「人口3万人から5万人未満の市」の総合部門で、第1位に選出されたことをきっかけに制作された。
「住みたい田舎」という称号を得たことを市民、そして市外の人々にも積極的に告知したいと思ったのだ。
同市は総合部門だけでなく、「子育て世代が住みたい田舎部門」「シニア世代が住みたい田舎部門」でも第1位を獲得。これも恵那市にとって初めてだったという。宝島社のプレスリリースを見るに、子育て支援の拡充や、歴史や食文化・自然など豊富な地域資源を生かした取り組みなどに力を入れてきたことも、評価につながったらしい。
ポスターに写真が掲載された「坂折棚田」の他に、恵那市の見どころといったら何でしょうか? と尋ねたら、「恵那峡ですね!」と、即座に答えてくれた。
恵那峡は木曽川中流の大井ダムによって形成された人工の渓谷だ。屏風岩、軍艦岩、獅子岩、鏡岩など奇岩が多く、それらを見物するための恵那峡クルーズの人気が高い。2024年は大井ダム完成100周年記念ということで、「恵那峡さくらまつり」(3月30日・31日)も開催される。
また、歴史好き・お城好きにとって見逃せないのが、岩村城だ。
岩村城は、大和・高取城(奈良県)、備中・松山城(岡山県)と並ぶ日本三大山城の一つ。江戸諸藩の府城の中でも最も高い所(標高717メートル)に築かれている。高低差180メートルの地形を利用した要害堅固な山城だ。
城下町である岩村町本通りは、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸時代後期の町家建築が残されている。2018年のNHK連続テレビ小説「半分、青い」のロケ地の一つでもある。