惣菜コーナーに並ぶ「天丼・インボイスの謎」の謎 なぜこの名前?どんな思いを込めた?運営会社に聞くと...
謎すぎる名前のお弁当が、宮崎県内のスーパーに並んでいるらしい。
X上で注目を集めている天丼には、こんなサブタイトル(?)がついていた。
「インボイスの謎」である。
こちらは、Xユーザーのからす(@CrowPilot)さんが2024年3月2日に投稿した写真。
Jタウンネット記者が5日、からすさんに話を聞いたところ、宮崎県にあるローカルスーパー「ナガノヤ」店内で見つけたものだという。
インボイスというと、すぐに思い浮かぶのは昨年10月に始まったインボイス制度だが、それとこのお弁当に何の関係があるのだろうか?
X上ではこんな声が寄せられている。
「謎を解きたいw」
「消費税納税業者が食べていい天丼なのか、その逆なのか。はたまた国政に思いをぶつけているのか」
「食べたら容器の底にインボイスの闇が書かれている...」
「インボイスの謎」の謎を解明するため、記者は27日、宮崎県内でスーパー「ナガノヤ」および「ウメノコウジ」を運営する永野(本社:宮崎県宮崎市)に話を聞いた。
「暗いニュースの中、少しでも笑顔に...」
「インボイス」を商品名に入れ込んだ理由を尋ねると、取材に応じた同社社員から返って来たのはシンプルな回答だった。
「インボイスの響きが良いので使用しました」
......そんなことある?
いやまあ、思わず口に出したくなる言葉かもしれない。「インボイス」。それに謎までついた日には、気になって仕方ない。
「天丼」とだけ書かれているより、消費者の興味を惹くことは間違いないが......。
中身は通常の惣菜と変わらないが、「コストの高いシリコン不使用の国産米油を使用している」とのこと。
まあいい。「響きがいいから」に納得するとしよう。では、なぜ商品名に「響きの良さ」を求めているのだろうか?
同社員によると、ナガノヤやウメコウジで販売されている珍名商品は「天丼・インボイスの謎」だけではない。変わった名前のお弁当やお惣菜は、全店舗で多数販売されているという。例えば、「開示請求レベル牛丼」とか。
ユニークな名付けが始まったきっかけは、新型コロナウイルスの流行だった。
「コロナが流行し、世の中が暗いニュースばかりになりました。そこで、お客様に少しでも笑顔になっていただくために、2020年頃から弊社社長の永野が面白いネーミングを始めたのがきっかけです」(永野・社員)
ナガノヤやウメコウジを利用している読者の皆さんは、ヘンテコネームのお惣菜のフルコンプを目指してみるのも楽しいかも?