「梅よろし」がキリン自販機に突如登場 Xでも目撃情報多数...なぜ?いつから?広報に聞く
突然だが、皆さんはこの飲み物をご存知だろうか。

ダイドードリンコ社製の「梅よろし」である。
甘酸っぱい梅の味がクセになるドリンクで、好きな人も多いだろう。
ただ......ちょっと見つけるのが難しい。インターネット上では「なかなか見つからない」「滅多に買えない」なんて声も、しばしば挙がっている。
過去には、「意味わからん山」にしかない幻のドリンクとしてツイッター(現・X)上を騒がせたこともあり、Jタウンネットも記事で紹介した(『「意味わからん山」にしかない? 伝説のドリンク「梅よろし」にネット民大興奮→メーカー「楽しんで探して」』)。
2024年3月、そんな「梅よろし」を、意外なところで発見した。
Jタウンネット編集部の最寄り駅・麹町駅前の自販機だ。
「意味わからん山」にしかないと言われた梅よろしが、東京のオフィス街のど真ん中に、あったのである!
しかも、「梅よろし」が鎮座していたのはただの自販機ではなかった。

なんと、キリンビバレッジの自販機だったのだ。
えっ、ど、どうして......? あなた、ダイドードリンコ社製のはずだよね......? パッケージにもDyDoって書いてあるよね?
どうしてこんなところに、紛れ込んでいるの!?
潜入の理由は
想定外の事態に動揺したJタウンネット記者は、急いでデスクに戻り、Xをチェックしてみた。するとやはり、こんな目撃情報があがっていた。
「梅よろし、最近キリンの自販機に入り始めてるから前より見かけるようになったよね」
「会社の自動販売機KIRINなのにDyDoの梅よろし入荷してて最高すぎる」
「キリンの自販機内に並ぶダイドーの梅よろし...」
「DyDoじゃない自販機なのにぽつんと梅よろし置いてあるの草 てか実在したんだ...」
どうやら、さまざまなキリンの自販機に、「梅よろし」が鎮座しているらしい。
いったいどうして......? その謎を解き明かすべく、Jタウンネット記者は25日、キリンホールディングス(本社:東京都中野区)を直撃した。

取材に応じた広報担当者によればキリンの自販機に、「梅よろし」が登場したのは2月上旬頃から。理由は「ダイドーとキリンで相互商品交換を行っているため」だ。
キリンの自販機に「梅よろし」がいる代わりに、ダイドーの自動販売機には、「午後の紅茶 ミルクティー」が登場しているとのこと。
なお、交換商品が「梅よろし」な理由について、担当者は
「カニバリ(編注:競合)が生じないように、弊社で取り扱っていない商品を選定しました」
と答えた。梅よろし、かなり唯一無二だもんな......。
なお、梅よろしが並んでいるのは、キリンの自販機の約3割程度とのこと。
大好きなのに、なかなか見つからない......! これまでそんな悲しい思いをしてきた梅よろし愛好家の皆さん、これで少しは出会いやすくなったかも? お近くのキリン自販機をチェックしてみては。