リアル「8番出口」じゃん... 異変しか感じない駅通路、発見される
「引き返せ」「逃げろ」
「8番出口」は、23年11月上にSteamで配信され、ネット上で大きな注目を浴びたホラーゲーム。駅の地下通路のような場所を歩き、8番出口から外に出ることを目指すのだが、途中で現れる「異変」に気付かず進んでしまうと、脱出できなくなる。
「普通の指示では、矢印は多くても2~3個です。また、逆方向の矢印は点字ブロックの向こう側にあることがおおいです。その中で、かなり多くの数の矢印が散りばめられており、逆方向の矢印も合わせて混ざっていることから『異変』を感じました」(れおまるさん)
ただならぬ雰囲気をまとう曲がり角に、ユーザーたちも「異変」を感じて戦慄。16万を超えるいいね(22日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「異変だ!!引き返せ!!」
「逃げろ」
「リアル『8番出口』...」
実際のところ、この矢印は何なのか。
12日、記者が東京都交通局電車部営業課に聞いたところ、矢印があるのは千石駅内のA1出入口へ向かう通路。
ここでは通勤通学の混雑時に人の動きが交差することがあり、危険ではないかとの声が寄せられていた。そこで明確に動線を示すため、23年に矢印を設置したという。
もはや異変だろこれ pic.twitter.com/91oOgTyFb9
— れおまる (@reomaru_1103) March 7, 2024