通るだけでワクワクしちゃう! どんどん車を吸い込んでいく「フグ」が可愛すぎる
「みんなアイツに食べられちまう...」
そんなつぶやきとともにX(ツイッター)に投稿された動画が反響を呼んでいる。
次々と車を吸い込んでいくのは、大きく口をあけた"フグ"だ。お気に召さない味もあったのだろうか、食べると同時に吐き出してもいる。なんと器用な魚だろう。
Jタウンネットが2月2日、投稿者の腹よわボーイさんに取材したところ、この動画は、1月27日、山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ「関門トンネル」を、門司(北九州市)側から撮影したものだという。
「日常的に利用している関門トンネルですが、ふぐの口の中に飛び込んでる(吐き出されてる)んだなと考えたら、コミカルで微笑ましく感じたので、散歩がてら撮影してみました。
いつ見ても可愛いデザインだと思います。下関側はまた違ったデザインなのですが、どちらも好きです」(腹よわボーイさん)
このユニークで可愛いトンネルのことをもっと知りたい......。そこでJタウンネット記者は5日、関門トンネルを管理する西日本高速道路九州支社・北九州高速道路事務所にも話を聞いた。
フグトンネルが生まれたワケ
このトンネルのある下関はフグの取扱量日本一。反対側の門司の港エリアにも、フグを提供する飲食店が数多く存在する。
そんな"フグ"に縁深い2つの地域を結ぶトンネルがこのデザインになったのは、1988年のこと。
完成から30 周年を迎え、地元の住民やトンネル利用者に親しまれるように工事を行ったという。
「当時の道路公団職員で検討し関門といえば『フグ』ということで決定しました」(西日本高速道路九州支社・北九州高速道路事務所)
ちなみに、下関側のトンネルのデザインはこんな感じ。
向かい合う2匹のフグ、その周りにはブルーの波模様があしらわれている。
北九州高速道路事務所によるとこのデザインは、「これから海へ入っていきます」というイメージを表現しているとのことだ。
どっちから通ってもワクワクしちゃう関門トンネルに、X上では2万1000件を超えるいいね(14日時点)のほか、
「食べられるのいつもわくわくする」
「うわーーー!!!!行きたいー!!!」
「また食われに行きたい」
といった反応も寄せられている。