「鬼が怖がらない豆」福知山市で爆誕 鬼との共存目指す「世界鬼学会」会長お墨付き「鬼も喜んで食べてくれる」
この街ではもともと......
「"鬼のまち"として、豆を投げずに分け合う、新しい節分文化を広めたかったからです」
取材に応じたのは秘書広報課。商品を作った目的を尋ねると、そう答えた。
実は福知山市は鬼の聖地・大江山などがある、"鬼のまち"。
鬼と言えば恐ろしい存在だが、この街では違う。恐れるのではなく「親しむ」という、少し変わった文化が根付いている。
例えば、全国で鬼たちが豆を投げつけられる2月3日の前日――つまり、2月2日は福知山市では「鬼鬼の日」と名付けられている。そして、「節分で追い出される鬼たちよ、集まれ!」と鬼を悪者にしない独自の節分カルチャーを発信してきた。
そんな福知山市で2023年に始まったのが、"オニバーサル" なまちを目指すプロジェクト『ONIversal city project』。ユニバーサルという単語をもじり、「鬼もヒトもみんなでワクワク、楽しみながらまちを盛り上げていく」ことを意味しているそうだ。
プロジェクトの一環で、9月20日と10月23日には「鬼とヒトが仲良くなれる豆のお菓子」を開発する会議「ONIversal summit」が開催された。
これには世界中の鬼研究者や鬼好き約300人が加盟する団体「世界鬼学会」のメンバーなど、鬼に詳しい人や地域住民が参加したという。
「サミット参加者は、皆さん元々鬼への理解が深い方々ですが、さらに鬼のツノのカチューシャや鬼柄のジャケット、鬼のお面など、見た目も鬼になりきりました」(福知山市役所 市長公室 秘書広報課)