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タマゴボーロに「ありがとうを100万回聞かせてあります」 本当に?どうやって?メーカーを直撃すると...

福田 週人

福田 週人

2024.01.02 15:00
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子供のおやつといえば、タマゴボーロを思い浮かべる人も多いだろう。

ころころ丸くて小さくて、シャクっとした食感、シュワっと口に広がっていく素朴な甘さ。その存在全てから「やさしさ」を感じるようなお菓子である。

そんなタマゴボーロの中でも、とりわけ優しそうなタマゴボーロを発見した。

「ありがとう」を100万回聞かせた...?(編集部撮影)
「ありがとう」を100万回聞かせた...?(編集部撮影)

こちらは、竹田本社(愛知県犬山市)から販売されている「タケダ タマゴボーロ」。袋に入っているのはよく見る普通のボーロなのだが、パッケージの裏に気になる文章が記されている。

「このお菓子にはありがとうを100万回聞かせてあります」

ありがとうを、100万回聞かせている? 一体どうやって......そしてなぜそんなことを?

気になった記者は10月5日、商品の概要について同社職員の辻敦子さんに話を聞いた。

本当に「ありがとう」を聞かせていた!

タケダ タマゴボーロ(編集部撮影)
タケダ タマゴボーロ(編集部撮影)

辻さんによると、竹田本社ではタマゴボーロの製造過程で、本当に「ありがとう」を聞かせている。

「近所の保育園の子供さん達に『ありがとう』を言ってもらっているものを録音し、工場内、製造現場、倉庫に流しております」(辻さん)

10人以上の子供たちが10回言った「ありがとう」の言葉を、原料の時点から製造過程、倉庫での保管期間に至るまで、24時間休みなしでボーロに聞かせていることから、「100万回聞かせた」と表現しているという。

「100万回以上は聞いているとは思いますが、『100万回ありがとうを聞かせた』とうたっています」(辻さん)
ミニサイズの「タケダの7連ボーロ」の裏にも(画像は竹田本社提供、編集部でトリミング)
ミニサイズの「タケダの7連ボーロ」の裏にも(画像は竹田本社提供、編集部でトリミング)

なぜ、製造過程のボーロに「ありがとう」を聞かせるようになったのか。辻さんによると、考案したのは先代社長の竹田和平さんだった。

「竹田和平が、きれいな言葉をきかせた水がきれいな氷の結晶になるとの記述を知り、お菓子にも聞かせようとした、と伝えきいております」(辻さん)

竹田和平さんは「ありがとう」という言葉をとても大切にしていたそうで、その思いがそのまま受け継がれ、現在のタマゴボーロの生産に繋がっているとのことだ。

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