未来をわからせようとしている...? 沼津港深海水族館のマアジの展示がマジで凄まじい
「真鯵『マァジで鬼畜な展示...』」
「ホラー映画でこんなシチュエーションあったような...」
「未来を先に教えてあげててとっても良心的だね」
――とある水族館での水槽に、X上でそんな声が寄せられている。
鬼畜で、ホラーで、未来を教える展示とは、一体? 早速ご覧いただこう。
水槽の底に並ぶ、焼き魚の数々。フライ返しの手前には、アジの開きが。
そして、右上のほうでは生きたマアジたちが泳いでいる。生きている姿と食べられる姿を同時に見せるとは、凄まじいアイデアだ。
こちらはXユーザーの常徳老師(@pauls_xatu)さんが2023年11月19日に投稿した1枚。沼津港深海水族館(静岡県沼津市)で撮影したものとのこと。
何故、マアジの水槽に焼き魚の装飾をしているのか。記者は27日、同館に聞いた。
珍しい「食と結びついた展示」のワケ
取材に応じた沼津港深海水族館スタッフによると、焼き魚の装飾は10月21日から実施中の2023秋冬特別展示「沼津DEEPSEAグルメ」の一環。
同月28~29日に沼津港で開催された海の幸を使った全国のグルメが集うイベント「第14回みなとオアシスSea級グルメ全国大会in沼津」に合わせて企画した展示だ。
「その魚がどんな料理になるのかを紹介しています。水族館で食と結びついた展示を行うのは珍しいのではないでしょうか」(沼津港深海水族館スタッフ)
沼津は、アジの干物の生産量と養殖マアジの生産出荷量が日本一。「地元・沼津のグルメを来場した方に紹介したい」という思いで、普段は展示していないマアジの水槽を設置。他にも、スタッフが考案した「展示している深海魚を使った架空の料理」などを紹介している。
マアジの水槽は24年2月まで展示される予定。
なお、投稿された写真ではマアジが装飾から逃げているようにも見えるが、マアジたちが怖がることはないという。