お好み焼きが、好きすぎて。 「お好み焼き女ちゃん」名乗るイラストレーターによる作品に大反響
脳が浮く感覚があるぐらい、本当に美味しいんです。具体的に何がそんなにおいしいのか、答えられないからこそこんなに好きなのかもしれません。
――これは、ある「お好み焼き好き」の人に、「お好み焼きが好きな理由」を聞いたら返ってきた答えだ。 その人はお好み焼が好きすぎるあまり、こんなものも作ってしまったという。
巨大な"落ち葉のお好み焼き"である。
丸く形を整えているだけでなく、鰹節や青のりまで再現するという徹底っぷり。ソースがたっぷりかかっているなあ。
このお好み焼きを作ったのは、イラストレーターの「お好み焼き女ちゃん」(@oko_onna)さん。
日頃からお好み焼きグッズなどを制作している、筋金入りのお好み焼き好きだ。
2023年11月12日に、X上に写真が投稿されると、3万4000件を超える「いいね」(11月14日時点)のほか、こんな声が寄せられた。
「すごく美味しそうに見える」
「こういうセンス 憧れる」
「お好み焼きが大好きやとしても、こんなことせんやろ笑笑」
「ちゃんと青海苔と鰹節あるの芸術点高い」
なぜ落ち葉でお好み焼きを作ろうとしたのか。そして何よりこのお好み焼きは関西風なのか、広島風なのか。Jタウンネット記者は13日、「お好み焼き女ちゃん」さんに話を聞いた。
雨で艶めく落ち葉がソースを想起させ...
この時期の公園の地面は枯れた葉っぱと普通の葉っぱが混在しているので、色のコンディション的に絶好の機会でした。
記者の取材に、「お好み焼き女ちゃん」さんはそう語った。
ちょうど今は、落ち葉でお好み焼きを作る絶好のシーズンらしい。
それなら、ついつい作りたくなっちゃうのも納得である。
こだわりのポイントは「リアルな質感」。
午前中の雨で艷めいた落ち葉は、ソースを想起させ、それにより枯葉の鰹節らしい質感も引き立ったという。
ちなみに関西出身の記者が個人的に気になっていた「関西風」なのか「広島風」なのかという点を尋ねると......。
「これはお好み焼きの概念なので特に意識はしていませんでしたが、落ち葉を集めた状態が混ぜ焼きに似ているという物理的な観点から言えば関西風だと思います。 ただ、"その場にある素材を生かして大きなお好み焼きを作る"というアイデアの観点から言えば、少ない粉と大量のキャベツでお腹いっぱいになれるよう作られた、広島風お好み焼きの発祥の歴史と重なる部分はあると思います」
関西風お好み焼のエッセンスも広島風お好み焼きのエッセンスも含んでいる。この作品は正しく「お好み焼きの概念」なのであった。
2023年11月20日12時40分編集部追記:見出しを修正しました。
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