「生活が苦しいから節約を始めたら、人生が灰色になっていく」 蟻地獄から抜け出せない男性は如何に「自己防衛」するべきか?
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回相談するのは、自営業(小売販売)のEさん(奈良県・30代男性)。
少しでもお金に余裕を持ちたいと「節約」を始めたが、いつの間にか歯止めが利かなくなってしまった。
節約のために買いたいものも我慢して、何のために生きているのか分からない。しかし一度始めた節約をなかなかやめられず......この先どうすれば良いのかと悩んでいる。
読者のお悩み
最近、お金の使い方について悩んでいます。 昨今の厳しい社会情勢の中で私も生活の苦しさを感じ、少しでもお金に余裕が出来ればいいなと節約や節制を始めました。
しかしこれが曲者で最初は「これだけ節約できたぞ」と嬉しくポジティブに感じられたのに、次第にそれが当たり前になっていき、遂には節約を上手にできないと失敗した気分になり落ち込むようになってきました。
更に元々買おうかなと思っていた物をやめることで、ミスした分を取り戻そうとしてしまうようになりました。その結果、今は一体何が楽しみで生きているのか分からなくなって悩んでいるのです。
節約はまるで蟻地獄。一旦始めたらやめられない、しかしこれを続けていると人生が灰色になる......私はこの先どうすればいいでしょうか?
Eさん(奈良県・30代男性)
自己防衛おじさんはEさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
「節約」は誰のため? 何のため?
自己防衛おじさんの回答
節約で悩むくらいならその分多く稼げばよい――という元も子もない話は別にして、節約という定義をご自身で見直す必要はあるかもしれません。
一定期間のうちに節約する具体的な数値目標を設定し、それを達成したら、それ以上節約しないで良しとする。あるいは、食料品や、外食代、趣味の物など節約するジャンルを決めて、数値目標は設定せずに、節約できる限り、徹底的に節約し続けていく。
どちらにしても、節約という行為に哲学的な意味を見出す必要はないのです。
何のために、誰のために、何故それをするのかという問いは、全て自分の為であり、自己満足のため。つまり、生活防衛、自己防衛なのです。
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