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モグモグしている... 名板を飲み込む「食いしん坊な木」に反響→何故こうなった?大丈夫なの?樹木医に聞く

福田 週人

福田 週人

2023.10.06 08:00
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樹木医の見解は...

石黒さんによると、樹木が異物や構造物を飲み込む事態は、両者の位置関係によって発生する場合がある。頻度は多くないものの、「見かけることは普通にある」状態とのことだ。

「樹木はまず異物、構造物を『押しのけよう』とします。しかし、『これは無理だ!』となると、今度は飲み込みが始まります。飲み込みが始まれば、後はその樹木の成長と時間により、投稿写真のような状態になります」(石黒さん)

ただ、「樹名板が飲み込まれるケースはおそらく初めて見たかもしれません」と石黒さん。樹名板は通常、飲み込まれないように樹木の肥大成長(二次肥大成長)に合わせて伸びるようにスプリングが使われている。そのため、通常は飲み込まれるようなことはないのだそうだ。

画像は再掲
画像は再掲

石黒さんは、投稿写真のような状態は、樹木の成長そのものや、花を咲かせて実を実らせ種子を巻き子孫を増やす、といった生存戦略にはさほど影響はないと説明する。

「しかし、強度には大きく影響します。このシロダモのようなケースですと、この看板方向(または逆)への物理的強度は低下しますので、強風などで折損する可能性は高まったと言えます。つまり存続には影響すると言えるでしょう」(石黒さん)

こうした事態を防ぐための対策法としては、飲み込みが始まった初期にその異物を取り除く、そもそも異物になりそうな構造物を樹木の近くに長期間置かない、などが挙げられるとのことだ。

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