函館観光RTAするならココは外せない! 「ハセスト」と「ラッピ」が並び立つ絶好のスポットに注目
2023年9月11日、X(ツイッター)に「爆速で函館観光を済ませられる場所」というコメント付きで、次のような写真が投稿された。
やたら個性的な2軒の建物が並び立っている。
左は「ハセスト」こと、ハセガワストア。右は「ラッピ」こと、ラッキーピエロ。どちらも函館を代表する人気店だ。
北海道旅行中の「ブルーBlue 」(@blue193cm)さんが函館市末広町、観光名所として知られるベイエリア地区で撮影した写真には、5000件以上の「いいね」が付けられ(9月26日現在)、こんな声も寄せられていた。
「しかもここ、金森赤レンガ倉庫のすぐ横で函館山も近いから、マジで五稜郭以外はほぼコンプリートできちゃうんだよな」
「この正面には金森赤レンガ倉庫があるのでやきとり弁当やバーガーの待ち時間に立ち寄って、食べ終わったら海を横目に八幡坂から教会群を抜けてロープウェイで函館山から夜景を見れば函館観光RTA」
「元市民としては色々行ってほしいけど本当に時間なければここでほぼ済むは間違いじゃない」
函館観光しようと思ったら、欠かせないスポットであることは間違いないようだ。
やはり、かなりの観光客が訪れているのだろうか。Jタウンネット記者は、ハセガワストアとラッキーピエロを取材した。
みつばち族、GLAY、ラブライブ...いろんなところから広まった名前
ハセガワストアは、函館市に本社を置き、函館ワインをはじめ地元製品を数多く揃えているコンビニチェーンで、2004年にセイコーマートと資本・業務提携を結んだ。Jタウンネット記者の取材に答えたのは、ハセガワストア商品部の担当者だった。
ハセガワストアの人気商品は、「やきとり弁当」。やきとりといっても実は豚肉を串刺しにして焼いたものだ。注文を受けてから、店員がその場で食品を調理して提供する。待ち時間は、注文が1つも入っていない状態で「1個約6分程度」。
「ハセガワストアベイエリア店」の観光客と地元客の比率を聞くと、「繁忙期では40%くらいが観光客」という答えだった。
次にJタウンネット記者は、ラッキーピエロに電話で取材した。電話取材に答えたのは、王未来社長だった。創業者王一郎会長の娘さんだ。
ラッキーピエロは函館市を拠点に、道南地区に展開する1987年創業のハンバーガーショップチェーンだ。人気商品は、「チャイニーズチキンバーガー」。甘辛いタレを絡めた鶏から揚げとレタス、マヨネーズなどを挟んだ中華風バーガーである。
「ラッキーピエロ ベイエリア本店」の観光客と地元客の比率を聞くと、なんと「8対2」。圧倒的に観光客の比率が高いようだ。
「みつばち族ってご存じですか? バイクに荷物を積んで、北海道中をツーリングした旅人たちですが、そのクチコミで広まったのが、当店の知名度が上がったきっかけなのですよ。今では『ラブライブ』の聖地巡礼スポットとしても、お客様に注目されているようです」(王未来社長)
もう一つ忘れてはいけないのが、函館出身のロックバンド「GLAY」の存在だ。ハセガワストアも同様だが、「GLAY」メンバーによる紹介の影響が大きかったのは間違いないようだ。
「ぜひ函館へいらしてください」と王未来社長。名物「ハセスト」と「ラッピ」が並び立つ場所があることは、覚えておいて損はないだろう。