都心を見守る謎の「金ピカむちむちボディ」 正体は「コガネムシの擬人化」...ってどういうこと?千代田区に聞く
コガネムシは子育て上手
千代田区・環境まちづくり部環境まちづくり総務課財産管理係によると、「金銅鎚起 豊展観守像」は1991年6月に区内に本社がある久保工務店(現・久保工)の当時の代表取締役・久保金司さんから寄贈され、同年9月に神田橋公園に設置された。
この場所になったのは、久保さんの希望だったという。

制作者は鍛金作家の山下恒雄さんで、「コガネムシ」がモチーフに選ばれた理由については、過去に資料に次のような記載があるという。
「こがね虫は古くから彫刻などのモチーフとして使用されている。その第一の理由はこそだてが上手で確実に子孫をふやすという理由があげられ、大変縁起の良い虫で美術品の文称などに多く用いられている」

それが何故、人間が合体してムチムチになったのかは分からないが、とりあえずこの像はこれからも、発展を続ける千代田区を静かに見守りつづけるのだろう。