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阪神「M1」生放送は「野球の神様がくれたチャンス」 サンテレビ広報が震える声で語った「アレ」中継への熱い意気込み

大山 雄也

大山 雄也

2023.09.14 16:45
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9月の快進撃にてんやわんや

9月1日に神宮球場で行われた対東京ヤクルトスワローズ戦で勝利して以降、無傷の10連勝。さらに2位カープの6連敗もあり、阪神のMは再点灯。あれよあれよという間にM1になっていたのである。

「正直、9月に入った段階で"アレ"の日はもっと遅いと思っていました。14日と17日に中継があるにしても早すぎる、9月後半でもおかしくないという感覚でした」(サンテレビ広報担当者)

サンテレビでも予想できなかった勢いで勝ち続けたタイガース。同局ではどんどん早まる"アレ"の日に向けて現場や編成部といった裏方も準備でバタバタの日々。お祭り騒ぎをしている暇などなかった。

阪神甲子園球場(写真ACより)
阪神甲子園球場(写真ACより)

そして、18年振りの"アレ"を本拠地で決められるかもしれない世紀の一戦の日がやってきた。奇しくも、サンテレビが中継を担当する14日に。広報担当者は、感慨深げに語った。

「長年積み重ねてきたものに、野球の神様がくれたチャンスではないかと思っています。今日、サンテレビが放送する中で決めてくれると信じています」

サンテレビはタイガースが良い時も悪い時も、ずっと試合を放送し続けてきた。タイガースを応援する人々に寄り添ってきた、ファンの心の友といっても差し支えない。

そんな局が中継を行う試合で"アレ"が決まってほしいと考えている虎党は少なくない。X上には「サンテレビで決めてくれ」というハッシュタグが登場し、「本当に本当にサンテレビの時に決めて欲しい」、「舞台は整った! あとは決めるだけ!頼むぞ! 阪神タイガース!」など祈りの声が数多く投稿されている。

サンテレビ側でも、そのことを把握しているという。広報担当者は取材の最後に、声を少し震わせながら中継への意気込みを語った。

「当たり前のことを当たり前にやる」

それは、岡田監督が何度も口にしていた言葉だった。

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