富良野は暑いし、釧路は寒いし、とにかく雨が降ってるし... 3度にわたる「8月の北海道ツーリング」まとめ結果が過酷すぎ
これまでに8月の北海道ツーリングを3回経験したので、現地の気候をまとめたらこうなった。
そんなつぶやきと共に投稿された画像がツイッターで話題になっている。
こちらは2023年7月5日、YouTubeでモトブログの配信を行う「よろ吉」さんがツイッター(X)アカウント(@yoro_moto)に投稿した画像。自身のツーリング経験に基づいた「8月の北海道の気候」をまとめた図だ。
さすがでっかいどう。同じ北海道でも、エリアによってかなり気候が違うらしい。
よろ吉さんのまとめによると、札幌周辺は「曇りor小雨」、稚内は「風強い+雨」、富良野や美瑛は「めっちゃ暑い」、紋別や網走は「エグいレベルの雨」、知床半島は「雨+霧」、釧路地域は「めっちゃ寒い+雨」、帯広は「ずっと小雨」などとなっている。「北海道ツーリングをする」にも、場所を選ばなければ大変そう。投稿を見たユーザーからはこんな声が寄せられている。
「2回しか行ったことありませんが、だいたいこのマップ通りかと思われます」
「試される大地かぁ。」
「恐るべし北★海★道」
では、ツーリングに一番良かったのはどのエリアなのか? Jタウンネット記者は7月28日、よろ吉さんに話を聞いた。
行程のほとんどが悪天候
よろ吉さんが8月の北海道にツーリングに行ったのは2019年、2020年、2021年の3回。行程のほとんどが、運悪く悪天候だったという。それでも3回も挑戦したのは、やはり楽しかったからだろう。
「非常に広い土地で天候もよく変わるので、雑誌で目にする晴天の絶景が必ず見られるとは限りません。お金を掛け、準備をして、休暇取れるよう仕事を調整して、家庭の許可を得て、やっとの思いで北海道に来たのに終日ずぶ濡れで走る『THE理不尽』な経験もありますが、終わってしまえばそれも思い出。夏が近づくと、また行きたくなるのが北海道ツーリングの魅力だと思います」
と、よろ吉さんは語る。
ちなみに、ツーリングをするのに良いと思う地域は道央。「富良野方面は景色が良いし、盆地なのもあってか、天候が比較的良かった事もあります」とのことだ。
ところで、よろ吉さんは周囲から「雨男」とイジられるほど悪天候に見舞われることが多いそうだが、8月の北海道の気候はまとめられた通りの気候なのだろうか?
気象庁のウェブサイトによると、北海道は太平洋・日本海・オホーツク海という特性の異なる三つの海に囲まれていることや、大雪山系や日高山脈などの地形により、地域によって大きく異なる気候特性を持っている。暖かく湿った空気が冷たい海水に冷やされて海霧が発生し、太平洋側が覆われる日が多いことも、夏の北海道の特徴だ。また、くもりや雨の日が多くなる年もあるという。
よろ吉さんのまとめが8月の北海道の気候に当てはまるかについて札幌管区気象台の広報担当に聞くと「投稿者の主観によるものなので、気象台では回答できません」とのこと。
8月に北海道にツーリングに行こうと考えている人は、「こんな場合もあるようだ」と参考のひとつにしてみては?