なんで「夢グループ」が!? 東北能開大青森校の「通信販売すぎる看板」話題→起用の狙いを聞いた
青森県にある1枚の看板が、ツイッター上で注目されている。
青森職業能力開発短期大学校(東北能開大青森校)学生募集を告知するものなのだが、そこに意外すぎる人物が起用されているのだ。
こちらがツイッターユーザーの水(みくまり)分(@_39ML_)さんが2023年6月7日に投稿した、その看板の写真。「ものづくりのプロを目指す 学生募集!!」という呼びかけの下には学校の写真と学科名。そしてその両脇には......なんと夢グループの石田重廣社長と歌手の保科有里さんがいるのだ!
同社は通信販売やコンサート事業を手掛ける企業で、石田社長と所属歌手の保科さんが出演するテレビCMはテレビっ子にとって馴染み深い存在。最近では、TikTokなんかでも人気らしい。
数ある商品の中でも特に知られているのが、「夢ポータブル多機能プレーヤー」のCMだ。
映像の両脇で、DVDを「でーぶいでー」、CDを「しーでー」と発音しながら商品の魅力を訴える石田社長と甘い声で「やすいっ! やすぅ~い♡」といった合いの手を入れていく保科さん。
そう、東北能開大青森校の看板はまさにそんなCMを再現したかのようなデザインなのだ。
「謎の起用で笑う」
石田社長と保科さんのコンビは、今や通販だけに留まらない活躍を見せ、「千鳥の相席食堂」(ABCテレビ)や「週刊さんまとマツコ」(TBS系)、「佐藤健&千鳥ノブよ! この謎を解いてみろ!」(TBS系)など人気のバラエティ番組に出演することもある。とはいえ、まさか学生募集の看板にまで登場するなんて......。
水(みくまり)分さんの投稿はツイッター上で注目され、こんな反応が寄せられている。
「夢グループこんなことやってるの」
「謎の起用で笑う 喜んで引き受けてそう」
「これ見てツボに入った。入学したくなる」
「センスしかない」
6月9日、Jタウンネット記者の取材に応じた同校学務課の担当者によると、看板は23年3月に設置したもの。五所川原市のショッピングセンター「ELM(エルム)」のすぐ近くにあり、同じデザインのものは他にない。
目立つ場所に立てるにあたって、「インパクトのある看板」を作るために夢グループの石田社長と保科さんを起用したという。
「著名人を起用したいと考え、『夢グループならだれでも知っているのでは?』と思い依頼をしました。看板のデザインもお馴染みのテレビCMに寄せたデザインにしています」(学務課の担当者)
そして、夢グループに看板の依頼を持ち掛けると、同社から「うちでいいの?」という反応があったとのことだ。
ぶっちゃけ、この仕事をどう受け止めているのか。Jタウンネットでは石田社長と保科さんに直接インタビューすることが出来た。詳しくは【後編】へ。