兵庫の海岸に「謎の黒い板」漂着 刻まれていた文字を解読してみた結果→半世紀前の「アレ」だった
「盤面が黒っぽく石板のように見え、ワクワクしました」
オオジさんは2022年3月16日、兵庫県香美町の海岸で海藻などと一緒に流れ着いていた"例の板"を発見した。
「かえる島という奇岩を見に行った時、海藻などと一緒に四角い板のようなものが流れ着いているのが目に留まり、拾い上げました」

「盤面が黒っぽく石板のように見え、オーパーツみたいだなと思ってワクワクしました。よく見ると文字が彫ってあり、はがきサイズだったので年賀状であろうことは分かりましたが、年号が判読しづらく、そういうことはとにかく確認しないと気が済まない性格なので、持って帰って刷ろうと思いました」
実際に刷って正体が分かると、オオジさん自身も子供の頃にゴム版で年賀状を彫った記憶があるため、懐かしく感じたそう。
「彫り方の雑さから小学生くらいの子が彫ったと思うのですが、その子は『今何してるんだろうな』とか。まさか数十年後に誰かに拾われるなんて思わないですよね。そういうのがとても面白いなと思いました」
オオジさんは海岸などに打ち上げられた漂着物を収集したり、観察したりするビーチコーミングが趣味。「年賀状」も現在、収集物の中に紛れてどこかにしまい込まれているはずだという。
「出てくるまでにまた半世紀かかるかも」
とオオジさんは語った。
海岸に漂着していた謎の文字板を持ち帰って刷ってみたら半世紀前(1971)の年賀状だった
— オオジカオリ/いきものづくし (@ojikaori) June 24, 2023
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