釣りに行こうとしたら「チケットを拝見しまーす」 自作「遊漁券」購入求められた夫の気持ちと妻の思い
釣りに行こうと思ったら妻に「あるもの」の提示を求められた――そんな夫婦のやりとりがツイッター上で話題になっている。
2023年5月23日、ツイッターユーザーのkasoa(@delap2160)さんが写真と共に呟いたのは、妻と行った会話の一部だ。
潮良し風良し装備良し
私「よし、釣り行ってきます」
妻「チケットを拝見しまーす!」
私「???」
妻「釣行の際はお買い求め下さい!」
貯まったお金は旅行費にするらしい
釣りに行こうとしたkasoaさんだが、どうやら釣りに行くには、妻が作ったチケットを買わなければいけないらしい。
チケットには魚と動物が描かれていて、「たくさんつってきてね!」「海におちない様にね!」などのメッセージも添えられている。
夫を気遣う言葉が書かれた、可愛らしいデザインのチケット。その値段、1枚500円。
このチケットを見てどう思ったのか。Jタウンネット記者は26日、kasoaさんに話を聞いた。
初めて渡された時は...
kasoaさんは早速チケットを1枚購入したという。チケットを見た時の感想を聞くと...
「初めて渡された時はドキッとしました。内容を理解してからはイラストが可愛いし、何より気持ちが嬉しかったです」
1枚500円という価格については高すぎず、安すぎず適正価格だと思っているそうだ。
「負担にはならない額だったので1000円でもいいよと伝えましたが、『500円でいいの』と言われました」
普段は週に2~3回、月に10回程度釣りに行くというkasoaさん。チケット購入制になっても釣りに行く回数は減らないだろうと考えている。
では、妻は何を思い、チケットを作ったのか。こちらも、kasoaさんづてに話を聞くことが出来た。
申し訳なさそうに出かける夫が気になって...
kasoaさんの妻は、夫が釣りに行くことは「全然かまわない」。ただ、いつも申し訳なさそうに出かけることが気にかかっていた。
そこで、夫が気兼ねなく釣りに行けるように、そして自分自身も楽しめるようにチケットを作成。チケットには、夫が普段釣ってくる魚を描いたという。
「無料でもよかったのですが、面白みも作る意味も見出せなかったので、作るからには有料にしてみました。なのでお金を集めたかったというよりは夫婦共に楽しめたらな、というただただそれだけで、そんなに深い意味はありませんでした。笑」
貯まったお金で行きたいのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。そこまでたまらなければ、「毎年行っている家族旅行の足しにしたいです」と語る。
夫は思いっきり趣味を楽しめるようになり、旅行の足しにもなる。一石二鳥の釣りチケットと仲睦まじい夫婦の日常に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「愛情感じますね」
「かわいいしアイデアが素晴らしい!」
「とてもあたたかいチケットにほっこりしました」