「車椅子の母を持ち上げられず、駐車場で立ち往生。それを見た子連れの女性が...」(岐阜県・40代男性)
母の調子が悪くなり...
その日は病院での診察後、母の調子が急に悪くなり、車いすから立ち上がることが全くできなくなってしまったのです。
母が自分で車に移るということができない状態で、私も父親もどう母を車に乗せれば良いか分からず困ってしまいました。ちゃんとした介助の方法を知らないので、強引に持ち上げようとしてもかえって危なそうで、病院の駐車場で途方に暮れました。
その時、中学生くらいのお子さんを連れた女性が「どうしましたか?」と声をかけてくれたのです。その人は「私、介護の仕事をしているので」と言って、正面から抱えるように母親を持ち上げ、いとも簡単に車に乗せてくれました。
やり方を教えてもらえたので、自宅に着いた後は、私たちだけで母を車から降ろして車いすに座らせることもできました。
その後、自宅内でも母がうまく立てない時に、その人に教えてもらった方法でベッドから車いすに移動させることも可能になりました。
その人にとってはいつもやっている動作だったのでしょうが、あの時、途方に暮れていた私にとっては天からの助けと感じるようなありがたいことでした。
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