「後ろから突き飛ばされ、ホームと新幹線の間に右足が落下。這い上がれない私に、駅員も車掌も気が付かず...」(都道府県不明・50代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(都道府県不明・50代女性)
その日、Oさんが乗った新幹線は混雑していて、彼女はドア付近で立っているしかなかった。
途中、降りる人のために一旦外に出ようとしたところ、右足がホームと新幹線の隙間に落ちてしまう。そのことに、駅員も車掌も気付く様子はなく......。
<Oさんの体験談>
10代最後の年、短大生の時の出来事です。その日、うっかり寝坊してしまった私はバイト先の予備校まで仕方なく新幹線に乗って向かいました。
通勤ラッシュで連結部もドア付近もかなり混んでおり、私はドア近くでラッシュに耐えていたのですが、途中駅でドアが開いた時に......。
上がらない右足、真っ白になる頭
降りる人のために一旦降車しようとした所、後ろから慌てて降りようとした方に「ドンッ」と思い切り突き飛ばされて、なんと右足だけホームと新幹線の間に落ちてしまったのです!!
左足はホームに辛うじて乗っているとはいえ、突然の事で頭真っ白だし、右足なかなか上がらないし......だけれど、そばにいた男性が、必死に腕や身体を持ち上げて下さり、靴も脱げることなく、ホーム上に無事生還することが出来ました。
すぐにお礼をお伝えしたのですが、私の無事を見届けると男性は同時に立ち去ってしまわれて......。お名前を聞く事も出来ませんでした。
ホームの駅員さんや車掌さんも気づいていなかったので、この方が助けて下さらなかったら大惨事になっていたかもしれません。
新幹線の遅延もなく、私も無事バイトに間に合いました。あの時助けて下さって、本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko[a]j-town.net、[a]を@に変更)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)