「ベビーカーが引っかかり、店の入り口でもたつく私。店に駆け込んでくる男がいたので、脇に避けようとすると...」(北海道・40代女性)
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Yさん(北海道・40代女性)
ベビーカーを押してパン屋を出ようとしたところ、入口に引っかかってしまったYさん。
抜け出せずもたついていたら、店に向かって走ってくる男が見えた。そこで、いったん自分だけ脇に退いて男を通そうとしたのだが......。
<Yさんの体験談>
ある平日のことです。パン屋さんから出ようとしたら、押していたベビーカーが引っかかって入り口でもたついてしまったことがあります。
ちょうどその時、30代位の男性が10メートルほど離れたところにある駐車場の車から降りて、店のほうに小走りでやってくる姿が見えました。
昼休みに急いでパンを買いに来たと思ったら...
「昼休みに急いでパンを買いに来たのかな」と思い、とりあえず自分だけでも横にずれて、入口を通れるように譲りました。
するとその人は店に入ってきてすぐに、ベビーカーを持ち上げて店の外に出してくれたのです。
そして、そのまま車に戻って行きました。
なんと、私を助けるためだけにわざわざ走ってきてくださったのでした。
あんな風に助けられたのは初めてで、「こんなに優しい方がこの世に存在しているんだ」「人のちょっとした優しさがこんな感動を与えられるんだ」と驚きました。
当時は子育てであまり眠れない日が長く続く本当に過酷な時期だったので、優しくしていただいた事が嬉しかったです。
私もあの人を見習って、これからも人に優しくして行きたいと思った日でした。あの時もお伝えしましたが、改めて、ありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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