「私が働く寿司屋にやってきた、訪日韓国人兄弟。食後にレジで『クレジットカードがない』と言い出して...」(大阪府・70代以上女性)
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Sさん(大阪府・70代以上女性)
寿司屋で働くSさんは、6年ほど前、店に来た韓国人の兄弟を接客した。
食事を済ませた彼らは代金を支払おうとしたのだが、兄のほうが困った様子をしていたという。そして、「クレジットカードがない」と言って......。
<Sさんの体験談>
寿司屋でレジ担当をしている私は、6年ほど前、20歳のお兄ちゃんと中学生くらいの弟さんという韓国人兄弟を接客しました。
彼らは食事を済ませ支払いに来たのですが、お兄ちゃんのほうが困った様子で、「クレジットカードがない」と言うのです。
Sさんが立て替えてあげた結果
金額もそれほど多くなかったので、私が立て替えることにしました。
外国の方ですし、お金は返ってこなくても良いという気持ちでしたが、一応店の名前と私の名前を書いたメモを渡しました。
それから2年ほど経ったある日のことです。あの時のメモを持った1人の男性が現れました。
その人は、クレジットカードがないと言っていたお兄ちゃんの友達だと言って、あの時の代金と手紙を渡してきました。
お兄ちゃんから「日本に行く時渡してほしい」と言われたものだそうです。
手紙には、クレジットカードはホテルに忘れていたこと、私へのありがとうの気持ちが綴られていました。
お金が返ってきたことより、お兄ちゃんの気持ちが嬉しかったです。その時の手紙は今も私の宝物です。
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