「自然分娩ができないと電話で夫に打ち明けた。見ず知らずのおばさまがそれを聞いてて...『帝王切開で産むの?』」(神奈川県・20代女性)
「やはり普通に産みたかった......」
健診の後、とりあえず気持ちを落ち着けようと、近くにあるマクドナルドに入ることに。
席についた私は夫に電話をかけ、帝王切開になったこと、手術の日は休みを取って欲しいこと、お金がかかって申し訳ないと思っていることを伝えました。
夫は「子供とあなたの安全が優先だから気にするな!」と力強く言ってくれましたが、私は
「やはり普通に産みたかった......」
と呟いてしまいました。
その言葉を隣の席のおばさまが聞いていて、「話を聞いてしまってごめんなさい」と声をかけてきました。
「帝王切開で産むの?」
と聞かれ、私は落ち込みながら「そうです」と答えました。すると、そのおばさまはこう言ったのです。
「そうなの。頑張ったのに、悔しいわよね。でもね、私も子供2人を帝王切開で産んでいるけれど、決して恥ずかしかったりする事じゃない。お腹の傷は、自分の命を危険にさらして子供を産んだっていうママと子供の目に見える絆になる。どんな産みかたでも子供は可愛いから大丈夫!」
力強い励ましでした。思いがけない優しい言葉にその場で泣いてしまい、大したお礼も伝えられませんでしたが、あの時は本当にありがとうございました!
今、生後9か月の娘はママ大好きの後追い盛り。毎日大変ですが、とても愛おしく感じています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)