君は真実を見抜けるか? ネット上が騒然とした「意外過ぎる正体」3選
道端に白い猫が寝転がっていると思って近づいたら、ただのビニール袋だった──こんな見間違いをした経験、読者の皆さんも一度くらいはあるだろう。
猫とビニール袋の例はあくまでも偶然の出来事だが、中にはあえて別のものに見えるように作られた物もある。Jタウンネット編集部は2022年、そんな「意外な正体」を隠し持った代物を複数紹介してきた。
例えば、もはや自分の目が信じられなくなってしまいそうな、こんな「芸術作品」だ。
5月6日配信『どうみても「水の入った袋」だけど...違います 衝撃の「正体」にネット騒然「やばすぎ」「すごい」』で紹介したのは、テーブルの上に置かれた透明な物体。
一見すると、水がたっぷたぷに詰まったビニール袋にしか見えないが......なんとこれ、ガラス細工なのだ!
制作者は、岡山県の倉敷芸術科学大学芸術学部に通う板野尚美さん(20代女性)。デザイン芸術学科でガラスを専攻し、吹きガラスやガラスの塊を研磨して立体作品を制作している。
「水の入った袋」にしか見えないガラス細工も作品の1つで、名前は「ささやか」。石こうで作った型にガラスを溶かし入れることで成型し、それに削りや磨きといった加工を施すことで完成させたそうだ。
恋人のさえき(@lockerundfest)さんがツイッター上で紹介したことで注目を浴び、3万8000件を超えるいいねを集めるなど大きな話題となった。
身近な「アレ」だったの!?
身近なアイテムがとんでもない変身を遂げることもある。
抜けるような青空をバックに撮影された、美味しそうなピンク色のクリームソーダが。まさに「夏真っ盛り」といった雰囲気の一枚だ。
これは7月18日配信『クリームソーダにしか見えないけど... 拡大したら意外すぎる「正体」判明「芸術すぎる!」「笑っちゃいました」』で紹介したこちら、タイトルの通り拡大して見ると......。
なんと、全て色付きの洗濯ばさみを使って忠実に再現されたものだったのだ!
作者は洗濯バサミの魅力を追求した写真を撮影する「洗濯バサミフォトグラファー」の岡本なう(@okaphotoart)さん。
ソーダ水の部分は、グラスにスケルトンの洗濯ばさみと水を入れることで表現。一般的なサイズの赤いもの18個と、小さめでピンク色のものが43個入っている。そして、クリーム部分は白いものを8個、さくらんぼ部分は赤い木製のものを使用し、さくらんぼのヘタには赤いワイヤーを使っている。
ちなみに、Jタウンネットでは9月27日配信『花びらが透きとおってる? 美しい「青い彼岸花」に13万いいねの大反響→まさかの正体に「凄すぎる」』でも岡本さんの"洗濯ばさみアート"を紹介。
こちらは、園芸用の緑の棒を少し伸ばした「茎」に、アルミワイヤーで花びらの数だけ突起を作り、1輪につき18個洗濯ばさみで挟むことで、彼岸花の形を再現したそうだ。
これで「食べられない」は無理でしょ......
さて、ここまでは巧みなセンスと技術によって私たちの目を錯覚させた「作品」たちを紹介してきた。しかし、時には意図せず別のモノに見えるものを作りあげてしまうこともある。
10月13日配信『「豚しゃぶ」にしか見えないけど、実は... おいしそうな「お肉」の意外過ぎる正体に反響』で取り上げたのは、こんな光景。
お鍋の中に漂っているのは、大きな豚バラ肉? 白い脂身や筋、鮮やかなピンク色の柔らかそうな見た目からは、そうとしか思えない。しかし、投稿者のreさんが写真に添えているのは、こんな呟きだ。
「レースの切れ端を試しに脱色してるんだけどあまりにも豚しゃぶ」
そう。これは、reさんがハロウィン用の衣装に使うレースを脱色して染め直そうとした際の光景なのだ。
「いきなり本番(編注=使用するすべてのレースを一気に脱色すること)は怖かったので、端っこを切って試行したのですが、形も大きさも結果豚しゃぶっぽくなってしまいました」(reさん)
ちなみに、脱色する前はする前で牛すき焼きのような、脱色剤につけて煮込んだ時には牛肉のような色合いだったそうで、深夜の作業だったこともありお腹が空いてしまったんだとか。
さて、初見で正体を見破れたものはいくつあっただろうか?