岩に挟まれた天の川を、流星が突き刺して... 偶然撮影された「天体ショー」があまりにも美しい
2022.11.18 19:00
岩に挟まれた天の川が撮れるスポット
けいしろさんが話題の星空を撮影したのは22年の2月27日、場所はユネスコの世界遺産や日本百景にも選定されている鬼ヶ城(三重県熊野市)だ。
「ここは大岩に囲まれている展望台のようなところで、天井にも岩があり、外から見ると岩が大口を開けてるように見えるところです。その岩の開口部に挟まれるような構図で天の川が撮れます」(けいしろさん、以下同)
けいしろさんはそれまで、月が出ている時に星を撮ることは避けていたという。しかし、2月は天の川シーズンのはじまりということもあり、この日は月があっても撮影に向かうことにした。
そして、月と、海面に反射する月光が岩の切れ目に来る構図になるようにカメラをかまえたという。
「流星はたまたま入りましたが、撮りに行って感動しました」
「これを機に月があっても天の川が撮れることを知り、月光ある状態での天の川現像方法も慣れたので、自分のスキルアップにも繋がりました。ここはオリオン座も同じ構図で撮れるので、冬になったらまた行きたい場所です」
次はどんな「天体ショー」が見られるのだろうか。鬼ヶ城を舞台にしたけいしろさんの次回作に期待が膨らむ。