「白い雲」と「グレーの雲」の間にはどんな違いがあるの?
[OH! バンデス - ミヤギテレビ]2022年10月12日放送「コスギンの世話やき天気」のコーナーで雲についての疑問が紹介されていました。
空を見上げると、白い雲とグレーの雲がありますよね。この2つの雲にはどんな違いがあるのかわかりますか?
空に浮かぶ雲は基本的には白く、グレーの雲というのはありません。 私たちの目にグレーに見える場合があるだけなのです。
たとえば、かなりの厚みがある雨雲。上部には日光が当たりますが下部までには届かないことがあります。
つまり、地上で私たちから見える部分には光があまり当たっていないから、グレーに見えているんです。
ただ、厚みがそれほどない薄い雲でもグレーに見える事もありますよね。それはその雲の上に他の雲が存在していて、その雲が日光を遮って、下にある薄い雲に光が当たっていないからです。
そのため、高い所にある雲に比べて低い所の雲だけが影になってグレーに見えることがあります。
夕暮れ時に雲が真っ赤になることもありますが、それは地平線の下に沈んでしまった太陽の光だけが程よい厚みと大きさの雲に反射しているから。空は、太陽と雲の位置関係によって、様々な色を生み出しているんですね。
たまにはじっくり眺めてみませんか?
(ライター:山口カオ)