このクオリティで100円以下...だと? 激安だけど超個性的!茨城「麺のスナオシ」の確かな実力
安い!ジャンキー!ふりかけ!キャラの濃い「ソースやきそば」
まずは「ソースやきそば」から食べていきます。
カップ焼そばといえば一般的には四角い容器、もしくは「UFO」のような平たい容器が一般的ですが、この商品はカップラーメンと同じ形状。
コストカットの努力の一貫でしょうが、これが逆に特異な存在として目を引きます。
また「お得なおいしさ」を謳うなど、アピールポイントはやっぱり「安さ」。大勝軒の創業者である故・山岸氏の「量もおいしさのうち」との言葉は有名ですが、「安さもおいしさのうち」ですよね。
ソースは粉末状で、酸味と甘みが強いハッキリした味。コクとか旨みよりも、直線的な派手さに力点が置かれている印象で、かなりのジャンキーぶりです。
特にカップ麺を嗜好する人は、こういうわかりやすくジャンキーな味を好む場合も多いのではないでしょうか。
最近のカップ焼きそばとは一線を画す、昔懐かしい味でもあります。
麺は中太で縮れのついた油揚げ麺。他の商品にも共通で用いられている麺だと思われますが、角麺形状のがっしりした食感は派手なソースと相性が良く、しっかりバランスが取れています。
カップ焼そばとしては麺量が少なめ(7~8割程度)なのは気になるところですが、2個食べても安価な価格設定だと考えれば、それほど欠点にはならないでしょう。
そして最も特徴的なのが大量の「ふりかけ」。
カップ焼そばでよく見られるあおさや紅生姜だけではなく、揚げ玉、かつお節、ごま、干しエビが入っており、特に揚げ玉やかつお節の香ばしさや食感が際立ちます。
ジャンキーなソースだけでも十分おいしいのですが、このふりかけは大きな武器です。
安価でジャンキーで、その上に大量のふりかけまでのった、キャラの濃いカップ焼そばでした。