花びらが透きとおってる? 美しい「青い彼岸花」に13万いいねの大反響→まさかの正体に「凄すぎる」
「青い彼岸花を咲かせました」
2022年9月16日、そんなつぶやきとともにツイッター上で大きな反響を呼んだのは、目を疑うような美しい一枚だった。
写真に映っているのは、青く透きとおる二輪の彼岸花。
こんな色のものも存在するのか、とよく見てみると――なんと洗濯バサミでできている!
この「青い彼岸花」は、洗濯バサミの美しさを様々なアプローチで撮影している「洗濯バサミフォトグラファー」岡本なう(@okaphotoart)さんが制作・撮影したもの。ツイッター上では1万5000件のリツイート、13万件を超えるいいね(26日夕時点)のほか、
「発想が素敵すぎます😭🙌♥️✨✨」
「一瞬本物と見違えた、凄すぎる」
「無惨様が追い求めていたやつ!凄い!!」」
など感嘆の声が寄せられている。
一体なぜ、そして、どうやって作ったのだろう。Jタウンネット記者は22日、岡本なうさんに話を聞いた。
洗濯バサミで魅せる技術
岡本なうさんが「洗濯バサミフォトグラファー」としての活動を始めたのは2021年。洗濯バサミを単体で撮影することもあれば、今回のように自身で作品を制作して撮影することもあるという。
青い彼岸花を制作したのは、8月の終わりに赤い彼岸花を木製の洗濯バサミで制作した際、ツイッターのフォロワーから青い彼岸花の話を聞いたことを思い出したのがきっかけだった。
茎は園芸用の緑の棒を少し伸ばしたもの。そこに、アルミワイヤーで花びらの数だけ突起を作って洗濯バサミで挟むことで、彼岸花が「咲く」のだ。
あとは、全体のバランスを取りながら角度を調節して完成。青い彼岸花に使用した洗濯バサミは一輪あたり18個、二輪で合計36個になったという。
一瞬本物と見間違えるほどの作品だが、それには撮影の際の工夫も一役買っている。
「一目で洗濯バサミだとわかってしまうものを、どうにかパッと見るとソレっぽく見えるように撮れないかと、パッと見のリアリティーを大事にして撮ることを意識しています」
と岡本さん。自宅の庭に「彼岸花」を挿して何度も何度も撮影した結果、蚊に刺されまくってしまったそうだ。