石巻で作ったホップを、地元のシンボルだった場所で。 人気のクラフトビールは「映画館跡」で作られている
[OH! バンデス - ミヤギテレビ]2022年8月9日の「バンデス記者」で、人気のクラフトビールの意外な製作風景が紹介されていました。
宮城県石巻市では、全国でも珍しい「ホップから栽培したクラフトビール」を製造しています。
珍しいのはビールだけではありません。実はここ、元は映画館だった場所なのです。
かつてこの場所は「日活パール劇場」として、60年にわたる歴史を刻んできました。活気のあった町のシンボルで、地元の人にとっては思い出の場所です。
そんな映画館が取り壊されそうになった時、街のためにも建物を残そうと資金集めに奮闘したのがイシノマキ・ファームの代表で元レーサーの高橋由美さんでした。
高橋さんは映画館の取り壊しに背中を押され、念願だったクラフトビールの製造ができたと語ります。
かつては活気であふれていた石巻でクラフトビールを作ることで、若い人と一緒に新しい風を起こせたら、と燃えていました。
香り高いと評判の地元産ホップで作られたクラフトビール、どんな味なのかゲットして飲んでみたいですね。
(ライター:山口カオ)