「本物より本物っぽい」「どうやったらこんな輝くの?」 「宝石」生み出す鉛筆画家の腕前が、もはや錬金術師レベル
突然だが、まずはこちらの画像をご覧いただきたい。
こちらは、大阪府在住のツイッターユーザー・ARIA(@aririria_art)さんが2022年8月17日に投稿した画像。
グレーの紙の上に置かれているのは、光を反射してキラキラとした紫色の宝石だ。右端に置かれている鉛筆と比較すると、とんでもない大きさである。これはかなり貴重なものなのでは......と思いきや。画像に添えられた呟きは
「色鉛筆でアメジスト描きました」
実はこれ、色鉛筆で描かれた「絵」なのだ。
一体、どうやってこんなリアリティを出しているのだろうか。Jタウンネット記者は18日、ARIAさんに話を聞いた。
紫色だけでも10種類を使い分け
ARIAさんによると、話題の「アメジスト」の制作時間は10時間。使用した色鉛筆は40色ほどで、紫だけでも10種類ほど使い分けて完成させたという。まさに超大作だ。
「グリッド線(均等な幅の線)を引いた後に宝石の縁を鉛筆で薄く描いた後、精密に色を描き込んでいきました。下描きする前にグリッド線を引くことよって、1マス1マス正確に写実していくことができます」(ARIAさん)
ARIAさんが制作にあたってのこだわったのは、「宝石の影」。立体感や透明感、クリア感を表現するために、黒い影の中に反射した白い光や宝石の色を描き込むなど、工夫を凝らしたという。
「個人的にはかなりの自信作でした」と満足げなARIAさん。「本物より透明感出せたと思う...!!!」ともツイート。
本物にしか見えない......いや、本物以上に輝く「アメジスト」に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ずっと眺めていたい輝き」
「色鉛筆からこんな光った物出来るの凄い...どうやったらこんな輝くの?」
「色鉛筆とは思いないほどのクオリティですね」
「本物より本物っぽい。何で?」
といった声が寄せられている。