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見てるだけで涼し~い! 全国のご当地サイダーが集まった「ガラスびんでシュワシュワ市」に行ってみた

藤本 仁

藤本 仁

2022.08.10 17:11
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暑い、暑すぎる――外に出るたびに、そんな悲鳴をあげている読者もいるかもしれない。 

2022年も本格的な夏を迎え、少しでも涼を取りたい今日この頃。

今回皆さんにご紹介するのは、今の季節にピッタリの場所だ。

ガラスびん入りのサイダーがズラリ!
ガラスびん入りのサイダーがズラリ!

2022年7月15日、Jタウンネット記者が訪れたのは、新宿駅東口から徒歩2分、東京メトロ丸の内線新宿駅からすぐの場所にある「スイーツ&デリカ Bonna/ボンナ 新宿中村屋」。

インドカレーで有名な中村屋(本社:東京都新宿)が運営するこの店では、2022年6月30日~8月下旬(予定)まで、「ガラスびんでシュワシュワ市」を開催されている。

北は北海道、南は鹿児島まで、全国から60種類以上の「ガラスびん入りのシュワシュワ」――つまり、サイダーやラムネが集結。全国清涼飲料連合会、全国各地の飲料メーカーの協力により、都内随一の品揃えを実現し、ふだん東京ではまずお目にかかれない地域限定品もあるという。

まさにシュワシュワの天国

丸テーブルの上や壁際にもサイダーやラムネがびっしり
丸テーブルの上や壁際にもサイダーやラムネがびっしり

店に入ってすぐの棚にはガラスびんに入った色とりどりのシュワシュワがびっしりと陳列されていて、見るからに涼し気。

他にも「東日本エリア」「西日本エリア」「北日本エリア」の3つのコーナーが作られ、それぞれのエリアのご当地サイダー/ラムネがズラリ。壁際にも並んでいるので、どこを見回してもガラスびんだらけだ。

ちなみに、サイダーとラムネの違いというのは、瓶の形によるものだ。ビー玉入りの瓶に入っているものだけが、ラムネと呼ばれる。今回集まっているラムネやサイダーは、味はもちろん瓶の形状やラベルのデザイン、中身の色までさまざま。見ているだけで楽しくなってくるほどだ。

ガラスびんならではの重厚感やデザイン性もおいしく感じる魅力の一つだ
ガラスびんならではの重厚感やデザイン性もおいしく感じる魅力の一つだ

メーカーのオンラインショップやAmazonなど通販だとセット購入しかできないものも、ここでは1本ずつで売られているので、気になったものは気軽に手に取れる。店内にはパーティションで分けられた飲食席もあるため、すぐに飲んでみたいという好奇心旺盛な人にも嬉しい催しだ。

めちゃピンクな「色モノ」ラムネの実力は

ガラスびんは天然素材で自然を汚さずそのままリサイクルすることができる
ガラスびんは天然素材で自然を汚さずそのままリサイクルすることができる

「ガラスびんでシュワシュワ市」は、ガラスびん製品の利用啓発などを行う「日本ガラスびん協会」が新宿中村屋を通じて開催するイベントで、今年で2回目。天然素材100%でリサイクルしやすいガラスびんを利用する地域メーカーを応援し、地球環境のために「容器で選ぶ」という新たな選択を提案している。

Jタウンネット記者はしばらく店内を歩き回り、60種類以上のクラフトサイダー、クラフトラムネからひときわ気になったものを買って飲んでみることにした。購入したのは、こちらの3本だ。

左から、「色モノ」「オリーブ!?」「王者の風格」
左から、「色モノ」「オリーブ!?」「王者の風格」

まず店内で一番に目を引かれた、ビビッドなピンク色が映える栃木の地ラムネ「マルキョーラムネ ピーチ」(税込216円)。

明るすぎるピンクに思わず目を奪われる
明るすぎるピンクに思わず目を奪われる

鮮やかすぎるほどのその液体をグラスに注いでみると、香水のようなピーチらしい香りが、程よい炭酸のシュワシュワ感とともに弾ける。

口に広がるのは飲みやすいピーチ味で、どこか懐かしく感じるラムネのガラスびんやビー玉を眺めながら飲むと、ラムネならではの良さを楽しめた。

オリーブ味のサイダーって...どんな味!?

次に手に取ったのは香川県の名産オリーブを使った「香川県産、小豆島 オリーブサイダー」(税込216円)。

かがわ県産品コンクール知事賞を受賞した一品。
かがわ県産品コンクール知事賞を受賞した一品。

レトロな感じがするデザインのラベルで、先ほどのピンクに比べるとずいぶん渋い色味。そもそも、サイダーにオリーブとは? 味の想像ができず、気になりすぎて購入した一本だ。

飲んでみるとやや薄めのマスカットのような風味。編集部のO記者にも飲んでもらい感想を聞くと、

「さっぱりしてるからピザと合いそう。白ワインに似てるけど甘さが強く、思ってた5倍おいしい」

と好評だった。

「飲んでみたいご当地サイダー」1位を堪能

そして最後に筆者が手に取ったのは、旅行情報誌「じゃらん」が2021年に実施したアンケート調査「一度飲んでみたいご当地サイダーランキング」で1位に輝いた「広島県 島ごころレモンサイダー」(税込291円)。

夏にピッタリの爽やかさ
夏にピッタリの爽やかさ

グラスに注ぐと、今まさにレモンを絞ったかようなさわやかな匂い、そして程よく強めの炭酸が吹き上がる。

飲んでみるとレモンの酸味はありつつも、特有の苦味や甘さはなく飲みやすい自然な口当たり。

国内有数のレモン産地である広島県尾道市・瀬戸田町のレモンの果肉だけを搾って作ったという、ご当地の魅力をふんだんに活かした地サイダーだ。

シュワシュワ市にはほかにもたくさんの地サイダー、地ラムネが取り揃えられている。

新宿中村屋に売れ筋を聞いてみると、今は夏ということもあり、かんきつ、ゆず、ぶどう、マスカット系が好調。

暑い夏を少しでも涼し気に過ごすために、みなさんもぜひ「ガラスびんでシュワシュワ市」に足を運び、お気に入りの地サイダーや地ラムネを探してみてほしい。

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