屋上の巨大ボウリングピンは「避雷針」ってマジ? 気になる噂の真相をラウンドワンに聞いてみた
ボウリング、カラオケ、アミューズメント、スポッチャなど、さまざまな遊びができる「ラウンドワン」。今や日本に99店舗も存在し、入ったことが無くても店舗の外観を見たことがある人は多いのだろう。
そんなラウンドワンの店舗で特徴的なのが、屋上に設置されている巨大なボウリングのピン。
一目でボウリングができるとわかるデザインだが、このピンに関してネット上ではある噂が流れている。
「ラウンドワンの屋上にあるピンは避雷針としての機能を持っている」
というものだ。シンボルであるというだけでなく、実用的な機能まで......?
噂の真相を知るべく、3月31日、Jタウンネット記者はラウンドワン経営企画本部ブランドマネジメント部の担当者に取材を行った。
「建物で1番高い部分がピンの店舗は......」
担当者によると、99店舗あるラウンドワンのうち、屋上にピンが設置されているのは約70か所。サインとしての効果が高い立地で、かつ行政の条例などに見合った店舗にピンがあるという。
では、その約70店舗にあるピンは避雷針としての役割を持っているのだろうか。
「法令に基づき必要に応じて、建物で1番高い部分がピンの店舗に対して避雷針を兼用しています」(ラウンドワン経営企画本部ブランドマネジメント部の担当者)
日本では建築基準法によって、高さが20メートルを超える建物には避雷設備の設置を義務付けられている。また、19.9メートル以下であっても屋上広告、アンテナなどで20メートルを超えた場合は避雷設備が必要となる。
この法令に基づいて、ピンを避雷針として活用するかどうかが決まる。もし、ピンが避雷針となる場合は、ピンの先端に避雷針の設備をつけているそうだ。
みなさんの最寄りのラウンドワンはどうだろう? 今度近くを通るとき、確かめてみてほしい。