「1歳の息子と乗った新幹線。周りに迷惑をかけないようにしていたが、近くの女性が食事を始めると...」(埼玉県30代女性)
息子が窓際の女性の食事に......
緊張する私をよそに、息子は窓際の女性に興味津々。女性が食事を始めると、それをじっと見つめています。
申し訳ないと思い、私は息子を注意したのですが、女性は息子を見て「気になるよね」と笑顔で声をかけてくれたのです。
その後、女性は自身の甥っ子と姪っ子の話をしたり、息子の相手をしてくださったり、息子はぐずることなく大宮駅までの時間を過ごせました。私が降車の準備を始めたときも、「息子さん見てるから準備してきてください」と言ってくれて、本当に助かりました。
降車して夫と合流したとき、新幹線内を窓から見ると窓際の女性と、2列シートにいた子連れのご夫婦がこちらに向かって手を振ってくれ、私の心は一気に温まりました。
子連れで新幹線など公共交通機関に乗るのはとても緊張します。そんなときに親切な女性やご夫婦に出会い、涙が出そうなほど嬉しかったです。
母親になって「世の中のお母さんはこんな思いでいるのか」ということもわかりました。コロナ禍で人に声をかけるのはまだ憚られますが、困っているお母さんお父さんがいれば、あの女性のように積極的に声をかけていきたいです。本当にありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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