「生姜焼き一人分余った」 母からの報告に、息子が泣きそうになったワケ
「そういうのめちゃくちゃ泣きそうになるからやめて」
ある男性がそうつぶやきながら投稿した母とのLINEのやり取りが話題となっている。
これが2022年3月7日にツイッターユーザーのAirplane(@airplanehikouki)さんが投稿したLINEのトーク画面。左側が、Airplaneさんの母親からのメッセージだ。
「今日生姜焼きだったんだけど一人分余った。」
夜の9時前、夕食が終わってしばらくしたころだろうか。そう送ってきたお母さん。
それは「俺のぶん」。つまり、Airplaneさんのために作ったものだったそう。
「家族の事をもっと大事にしたいなと思いました」
母とのやり取りについて、Airplaneさんは続くツイートでこう説明している。
「2月から24歳までいた実家を離れて一人暮らしを始めてから少しして来たメッセージです」
つまり、お母さんは先日まで一緒に暮らしていた息子が家にいないことにまだ慣れず、つい一人分多く食事を作ってしまったようだ。
9日、Jタウンネット記者が投稿者のAirplaneさんにメッセージを受け取ったときの心情を聞くと
「実家から離れた後も無意識に私の分まで買ってしまうと聞いたときに、自分は家族と長い間共にしていたんだなと改めて思い、一人で生活する私にダイレクトに刺さって自分のこと思ってくれる家族の事をもっと大事にしたいなと思いました」
と述べた。ツイッター上には、
「あ~これこれ、あったなぁ...母親側だけど、慣れるまで半年以上かかったかも...」
「うちのお母さんもこれいつも言う」
「お米減るのが遅くなったって言われたなぁ」
「実家帰りたくなった」
といった親と子、それぞれの立場からコメントが寄せられている。我が子が独り立ちした――親はそのことを、食事の時により一層強く実感するのかもしれない。
母の思いに触れ、少し寂しくなってしまった様子のAirplaneさん。投稿に多くの共感が集まったことについて、次のように語った。
「皆さんも同じような体験や、共感してくれたので生活は一人だけど同じような仲間がたくさんいると安心すると同時に励ましてもらった気分になりました」
これからの新生活も、頑張ってほしい!