「バスの中で、急に止まらなくなった咳。口を押さえて必死に我慢していると、隣の席のおばあさんが...」(愛知県・50代女性)
「私が怪しまないように、まず自分から......」
高齢の女性は私の手に飴玉を乗せると、今度は、
「私も食べますからね~」
と言って、先に自分から食べたのです。
きっと女性は私が怪しまないよう、まず自分が先に食べて見せたのでしょう。
私はその女性の気遣いと優しさに泣きそうになりながらその飴を口に入れました。それはいつものものよりずっと甘くておいしいものでした。
あのときの女性の心遣いが未だに忘れられません。同じ場面に遭遇したら私もそういう気遣いができるようにと思っています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。