超新鮮な「たまたま」を、パクっと頂いちゃいました あまりの甘さに思わず「日課にしようかな」
最近、気になるヤツがいる。出会ったのは新宿駅前にある宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」だった。
それは透明の袋の中にぎっしりと詰まったオレンジ色の小さな球体で、袋にはこう書かれたシールが貼られている。
「たまたま」
インパクト抜群の名前をつけられたこのタマの正体は、宮崎県産の完熟きんかん。
2020年にはこのネーミングにツイッター上が騒然としたこともある。その時の盛り上がりようや名前の由来は、「宮崎名産の『たまたま』にネット騒然 どうしてこんな名前に...?広報に聞いた」をご覧いただきたい。
とにかく、ナマで皮ごとパクリといけちゃうのが特徴の、おいしいタマらしい。
話題になってから2年。幸運なことに我々は宮崎から届いたばかりの「たまたま」を入手することができた。
ハリがあるたまたまをパクリ
完熟きんかん「たまたま」は、1~3月に収穫される。2022年は1月14日に販売が解禁された。筆者が最初に「たまたま」を目にしたのはその翌日、15日の朝だ。
この「たまたま」たちはJA宮崎経済連青果センターから、宮崎の航空会社・ソラシドエアが「地元の旬のモノや思いを迅速に首都圏に届けたい」という思いではじめた航空機を使った輸送サービス「ソラチョク便」でやってきた。そのおかげで、例年よりも新鮮な状態で店頭に並んでいるという。
鮮度バツグンの「たまたま」の皮は、水気たっぷりでハリがある。きんかんというと少し苦いイメージがあったが、ひとつかじってみると、その甘さに驚いた。
それもそのはず、「たまたま」と名乗ることができるのは糖度16度以上の完熟きんかんだけ。
せっかくなのでJタウンネット編集部の面々にも「たまたま」を食べてもらったら、皆驚きの表情を浮かべた。
「かんきつ類が全体的に苦手なんですが、これはめっちゃウマい!きんかんを日課にしようかな...」(K記者)
「匂いはがっつりかんきつなのに、全然苦くなくておいしい」(I記者)
「皮が苦くない!中はちょっと酸っぱいですけど、周りはボンタンアメを食べてるみたいな甘さですね」(O記者)
3人とも「これって皮も食べていいんですか?」というレベルのきんかん初心者だったのだが、超新鮮な「たまたま」のおいしさに魅せられてしまったようだ。
なお、アンテナショップを運営する宮崎県物産貿易振興センター東京事務所の日高大介所長は、ソラチョク便を使って「たまたま」以外の宮崎産の青果も東京で販売したいと語っていた。
次の季節にはどんなおいしいものが食べられるようになるのだろう......。今後の展開が楽しみすぎる!