Tinderとネトフリ、渋谷で仲良くケンカ中！　互いのコンセプトに物申す屋外広告に反響

ソーシャル系マッチングアプリの「Tider」、動画配信サービスの「Netflix」。提供するサービスも異なり、あまり接点がないはずの両社が今、東京・渋谷で盛大にやりあっているという。

こちらは、渋谷区議会議員の橋本ゆき氏による2022年2月17日の投稿。

渋谷のビルにでかでかと掲げられた看板には、Tinderによるこんなセリフが書かれている。

「Netflixさん、顔を見ずにお見合い？　そんなことよりTinderやったほうが良くないですか？」

名指しで煽られたNetflixがもちろん黙っているはずはなく、

「Tinderさん、顔を見ないで始まる恋がどれだけ素敵かたっぷり教えてあげますよ」

と応答。両者とも完全に火がついてしまい......

「Netflixさん、チャレンジ精神は買いますが、顔を見ないでプロポーズなんてできますか？」
「Tinderさん、顔を見ないでプロポーズできるかって？　疑うなら見てごらんなさい」

なんと、完全にバトルになってしまったのだ。

「センスあるな～」

TinderとNetflixの仁義なき戦いはネット上で大いに注目を集め、橋本区議の投稿は2万8000件のリツイート、18万5000件のいいね(2月21日16時現在)を集めるほどの大反響で、

「センスあるな～」
「面白い！　デザインも良い感じ」
「いざという時には共闘する激アツ展開来そう」

などのコメントも寄せられている。

著名な会社同士が目立つ場所で喧嘩とは心配になってしまう。ただ実はこれ、2022年2月16日から始まった、Netflixが全世界独占配信中の婚活リアリティショー「ラブ・イズ・ブラインド　JAPAN」とTinderのコラボ広告なのだ。

プレスリリースによると、「相手の顔を見ずに会話だけで恋に落ち、婚約してから対面を果たす」というコンセプトの番組と、相手のプロフィール写真を見て会いたいかどうか決めるTinder。

「出会いに対する固定観念を解放し、出会いには様々な入口があること、そしてその先では多様な価値観に触れられることを世界中に伝えたい」

という両者の思いが共鳴して実現したコラボレーションだという。

屋外広告が掲出されているのは渋谷センター街のシブヤジャックボード、渋谷交差点の渋谷駅前ビルロングボード、シブハチットビジョンの3か所。計15種類のビジュアルがあり、一定期間で張り替えられるという。今は盛大にやりあっているTinderとNetflixだが、次からどんな関係に発展していくのか、目が離せない。