ただの「おっきいネコちゃん」だ...! 雪に大はしゃぎするアムールトラが無邪気すぎて悶絶
「おっきいネコチャン!」
「中身は猫ちゃん」
「でっかいネコにしか見えん」
長野県長野市にある長野市茶臼山動物園の公式ツイッターによる2022年1月25日の投稿に、そんな反応が寄せられている。
人々をメロメロにさせている「猫ちゃん」。実はこれら、猛獣であるアムールトラの姿に対する反響なのだ。
映っているのは、メスのアムールトラの和(なごみ)。
雪に寝転がったり、興奮気味に軽くジャンプしたり、ブイと戯れたり――まるで雪に大はしゃぎする猫のよう。
和はトラなのに、この動画からは不思議と「かわいさ」しか伝わってこないのだ。
そもそもアムールトラは雪が好き?
和は雪に大興奮の様子だが、アムールトラという動物は皆、雪が好きなのだろうか。
1月28日、Jタウンネット記者は長野市茶臼山動物園アムールトラ担当のスタッフに疑問をぶつけた。
「アムールトラは、中国東北部・ロシア沿海地方のアムール川流域に生息する種類ですので、寒さには強いです(暑さは苦手です)。和が来園する前に当園で飼育していたアムールトラもみんな雪が好きでした。他園でもアムールトラが雪で遊ぶ様子がたまに見られるので、みんな好きなのではないでしょうか?」
と担当スタッフ。
ちなみに和は2021年3月に長野市茶臼山動物園にやってきたが、その前は秋田市大森山動物園で生活していた。
「和は、秋田県生まれ秋田県育ちなので雪は初めてではありません。大森山動物園さんでの冬季の様子はわかりませんが、当園では初雪の日から雪が降るたびにこのような様子が見られます」
とのことだ。
現在、長野市茶臼山動物園ではトラが飼育されている猛獣舎の横で新しいライオン舎の建設工事が行われている。そのため観覧エリアが狭くなっているが、観覧側に和が来てくれれば近くで見られるという。
「当園へご来園していただいた際には、ぜひ和のいろいろな姿を見て、少しでもトラに興味を持ちトラについて知ってもらうきっかけになってもらえたらうれしいです。
和は観覧エリアのお客様側へも頻繁に行き、ゴロゴロ転がったりヘソ天したり、遊び好きなのでブイを転がしたり走り回ったり、池で水遊びをしたり(冬も水に入ります)と、本当にいろいろな姿を見せてくれますので、ぜひ近くでその体の大きさや息づかいなど迫力ある姿を見に来てください」